RAWモードに対応し、忠実なバックアップCDを作成できる多機能CD-R/RWライティングソフト。MP3エンコード機能やオリジナルラベル作成機能も備えている。「CD Toaster」は、1本でCD-R/RWライティングに関するあらゆる作業をこなすことができるオールインワンタイプのCD-R/RWライティングソフト。最大16台のレコーダに同時書き込みを行うことが可能。よく使うコマンドが大きなアイコンでまとめられたクイックメニューから操作できるなど、初心者にも扱いやすいように工夫されている。
作成できるCDは、データCD、音楽CD、Mixed Mode CD、CD-Extra、CDのコピーで、これらの作成操作はすべてウィザードにしたがって行える。メイン画面は左側にクイックメニュー、右上段にファイラ部、下段にレコーディングセッションを配置した3ペイン構成。書き込むフォルダやファイルの指定は、ファイラ部からレコーディングセッションにドラッグ&ドロップするだけでよい。書き込みに必要なターゲットファイルなどの情報をファイルに保存して再利用することが可能で、同じCDを簡単に作成できる。
データCD、Mixed Mode CD、CD-Extraでは、マルチセッションなどの設定を意識しないで行える通常モードと、書き込み方法を詳細に設定できる上級モードが用意されている。音楽CDの作成でMP3ファイルを書き込もうとする場合は、「CD Toaster」がWAVEファイルに自動変換を行ったのちに書き込むので、ユーザが変換を行う必要はない。CDのコピーやCD-RWの消去といった使用頻度が高く、詳細な設定を必要としない機能は、クイックメニューから直接実行することができる。
音楽トラックとファイル間の変換を行う「Audio Master」という機能もある。これは音楽CDの中の任意のトラックをMP3/WAVEファイルへ変換したり、WAVEファイルを圧縮してMP3ファイルに変換するというもの。また、パソコンに接続されているCD-ROMドライブやレコーダ、ドライブ内にあるCDの詳細情報を知ることができる「CD-ROM Manager」機能も用意されている。
クイックメニューからは、「エクスプローラ」「ディスククリーンアップ」「デフラグ」といった、CD作成時に便利な外部ツールを呼び出せるほか、同梱されているオリジナルラベル作成ソフト「Label Toaster」を呼び出すこともできる。市販の各種ラベルフォーマットに対応しており、簡単に背景画像や文字を書き込んだオリジナルラベル、ジャケットを作ることができる。