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「超」仕事人

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「超」仕事人
テキストデータを自在に加工・検索できる柔軟性の高い情報管理ソフト
Windows XP/Me/2000/98/95/NT  シェアウェア
「超」仕事人
  • 「時系列ファイル・マネージャー」。テキストのプレビューもできる

  • ◎そのほかのスクリーンショット
  • メイン画面。ワークシート=テキストファイル単位で情報を保存・検索する
  • 改行位置や見出し文字指定をもとに整形処理を行える

  • テキストファイルをベースにした情報管理ソフト。データベースソフトに見られる独自のデータ形式や入力欄などに縛られることなく、ユーザが好みの形で情報を管理できる。ファイルは時系列で管理される。Grepをはじめとする強力な検索機能で、必要な情報をすばやく探し出せる。

    「『超』仕事人」は、必要なときにすばやく情報を保存し、検索できることを目的とした情報管理ソフト。データは汎用性を重視してテキスト形式とし、これをファイル単位で管理する。情報管理ソフトではあるが、データベースソフトにつきもののレコードやフィールドといった概念はなく、データファイルの中身をどのように記述するかはすべてユーザに任されている。データファイルは「ワークシート」と呼ばれる。ワークシートはカテゴリ分類などは行われることなく、指定したひとつのフォルダで保管される。動作は軽快で、全体的なイメージは「強力なファイル検索機能を備えたテキストエディタ」といった感じだ。

    特徴のひとつが、「時系列ファイル・マネージャー」という「ファイルを開く」機能を提供する別ウィンドウ。その名の通り、ファイルをタイムスタンプで降順に表示するこのウィンドウでは、選択したファイルを開けるほか、削除やリネームなどの操作も行える。ファイルの検索性を高めるために、ファイル名の一部を入力するだけで、該当するファイルをリストアップする「検索フィルタ」や、よく使うフォルダを登録しておける「ジャンプリスト」といった機能が用意されている。また、タイムスタンプの古いファイルを一定期間ごとにまとめて整理しておける機能もある。「時系列ファイル・マネージャー」ではテキスト以外の形式のファイルを表示・検索することも可能で、関連資料の整理などにも使える。

    ワークシートをはじめとしたテキストファイルに対してさまざまな整形を行うことが可能で、指定位置での改行、インデント、桁位置揃え、表作成、並べ替えなどを効率よく行える。日付・時刻や区切り線を挿入する機能や、定型句などを登録しておけるテンプレート機能などもある。ファイルに独自形式のタグを埋め込むことで、ハイパーテキスト形式のリンクを設定することが可能。他のファイルを呼び出すリンクやWebページのブックマークなどとして使える。

    情報の検索は、現在開いているファイルを対象とする文字列検索(置換も可能)とGrep検索に分けられる。Grep検索でヒットした文字列は自動的にタグが付けられて表示されるので、クリックするだけですぐに呼び出せる。Grep検索のオプションでは、フォルダやタイムスタンプなどの検索範囲や、あいまい検索、正規表現の使用などを指定できる。

    そのほか、改行桁位置や見出しとして扱う文字の指定、キーボードショートカットのカスタマイズなどを設定できる。


    reviewer's EYE reviewer's EYE
    ソフト名からもわかるように、以前話題を呼んだ「『超』整理法」に基づいて情報管理を行うツールだ。特徴を簡単にまとめると、データは時系列で管理するが、カテゴリ分けなどの「分類」はしない、ということになるだろうか。

    データをジャンルで分類すると当てはまりにくいものが出てきたときに困るし、複数のカテゴリに重複して登録したのでは一元管理できなくなる。それならいっそ分類はやめて、その代わりに検索性を向上させようというのが基本コンセプトだ。

    重要なデータは繰り返し参照するので時系列で管理すればすぐに探し出せるし、あまり参照しないものについては、検索機能を強化することでカバーする。このような狙いを実現するために、データは汎用性の高いテキスト形式とし、内容をわかりやすくかつ再利用しやすいものに加工できるようテキスト整形機能を強化する。こうして特定のフォーマットを持たずにユーザが自由に利用できるツールを作った結果、機能的にテキストエディタ+ファイル管理ツールとでもいえるものになったと思われる。

    単なるテキストファイルで情報を管理するのは、自由度が高い一方で、どこかつかみどころがない面もある。「こういう操作をすると、このような結果が得られます」といった具体的な説明がしにくいので、単にコマンドの説明を並べただけでは「結局、いったい何ができるの?」という感想を持つ人もいるのではないだろうか。

    「情報管理ツール」という紹介の仕方は決して間違いではないのだが、かといってそこから一般的なPIMソフトのようなものを想像してしまうと、「アドレス入力フォームさえない」不便で使えないソフトという評価につながりかねない。

    そうではなく、お仕着せのフォーマットを廃し、ユーザーが主体的に情報を加工・検索できるツールとして見れば柔軟性の高さが光ってくる。ソフトの魅力を引き出すためには、効率的な検索のテクニックやデータの加工方法などをユーザが自分なりに工夫しなければならないが、そのぶん多様な使い方が見つかるだろう。

    同様の使い方をテキストエディタですでに実践している方もいると思うが、エディタからファイルを検索するのに対し、このソフトではファイル検索結果をもとにデータを参照するというところがポイント。したがってデータファイルの保存量が増えてくるほど、メリットが目立ってくるはずだ。

    いろいろな情報管理ツールを片っ端から試したけれど、どれもが「帯に短し襷に長し」だったという人はぜひ一度試してほしいソフトといえる。

    (福住 護)

    ソフト作者からひとこと ソフト作者からひとこと
    ソフトを開発しようと思った動機、背景
    「『超』仕事人」を作成した直接のきっかけは、「『超』整理法」(中公新書)の中にあります。この本には、テキストファイルを利用したすばらしい情報管理の方法が紹介されています。

    ところが、このような使い方を前提として作られたソフトは世の中になく、これを実践するにはテキストエディタを流用するしかありませんでした。ところが、実際に運用してみると、ファイルの一覧性が悪い、前回の環境を容易に再現できないなど、いろいろ不便な部分がありました。

    運用を続けているうちに、現在感じている不便を改善する手段や、より便利に運用するためのユニークな機能など、アイデアが数多く出てきました。そこで、それらのアイデアを盛り込んだ独自の情報管理ツールを作ろうと考えたのです。

    開発中に苦労した点
    最大の壁は、Windowsのコモンコントロール(RichEdit)からの脱皮でした。RichEditはエディタの機能部品ですが、これを使う限り、エディタの機能は制限されてしまいます。途中までRichEditでやりくりしてきましたが、ユーザさんからの要求が高まるにつれ、とうとう機能的な壁に突き当たってしまいました。

    そこで、さらなる飛躍のため、エディタを独自開発することに踏み切ったのです。しかし、エディタの開発は容易ではありません。この開発には1年以上の歳月を費やしましたが、とうとう完成しました。この基本部品は、他の開発者の方にもご利用いただけるよう、汎用コンポーネントとしてフリー公開しています。
    https://www.vector.co.jp/soft/win95/prog/se203504.html

    ユーザにお勧めする使い方
    「『超』仕事人」には特定の使い方がなく、ユーザが各々の目的に応じて自由に使い方を工夫していくことができます。すべてに共通する非常に重要な使い方の一つに、関連するファイルのリンクをまとめた索引ファイルを作ることがあります。これによって、バラバラのファイルをプロジェクト単位でまとめ、効率的に参照することが可能です。これはヘルプの「使い方(応用編5)」トピックにありますので、必ずご覧になってください。索引ファイルを作ったら、ファイルリストで索引ファイルだけを色別して一覧できるようにしておくと、さらに便利になります。

    「『超』仕事人」は情報管理ツールとして十分な機能を持っていますが、最近ではユーザニーズに応えて論文、原稿作成支援機能を充実させていますので、こちらもぜひ、ご活用いただければと思います。

    今後のバージョンアップ予定
    「『超』仕事人」は数多く寄せられるユーザニーズに応えて頻繁にバージョンアップしています。「『超』仕事人」は実にさまざまな用途に利用されていますが、これらの現場の声にはきわめて貴重な意見やヒントが多くあります。こうした現場のニーズに耳を傾け、応えていくことは、使いやすいソフトを作る上で重要なことと考えています。どんな些細なことでも結構ですので、ご意見がありましたら、お寄せいただければ幸いです。

    (そんぴん)
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    ● 「超」仕事人 Ver.2.16
  • 作 者 : そんぴん さん
  • 対応OS : Windows XP/Me/2000/98
  • 種 別 : シェアウェア(1,995円)
  • 作者のホームページ : http://homepage2.nifty.com/sigotnin/
  • 補 足 : 試用期間中は、ワークシートの同時編集数が制限されるなど、一部機能に制限がある


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