ポップアップウィンドウ型のランチャソフト。「ステルスランチャー」はタスクトレイに常駐し、キーボードまたはマウス操作ですばやくランチャウィンドウ(「ステルスウィンドウ」)を呼び出せるソフト。ツールバーなどのように画面上に常に表示されるのではなく、必要なときだけに現れて、操作が終わるとすぐに消えるので、アプリケーション操作の邪魔にならない。
ステルスウィンドウの呼び出しは【Ctrl】+【Alt】キーの同時押下、またはユーザが設定するデスクトップ端の左クリック(設定できる位置は左上、右上、右などの計8ヵ所)、さらに画面上のどこからでも右ダブルクリックで行える。ステルスウィンドウへのアイテムの登録は、設定ダイアログへのドラッグ&ドロップなどで行える。
アイテムを開くには、ステルスウィンドウを呼び出して、アイテムが登録されたボタンをクリックするというマウスを併用する方法のほかに、マウスをまったく使わずにキーボードのみで操作する方法もある。「ステルスランチャー」では、登録アイテムがキーボードのキーに割り当てられるようになっており、ステルスウィンドウを表示させて、割り当てられたキーを押すだけでアイテムを開ける。例えば、「メモ帳」が【N】に割り当てられているとすると、【Ctrl】+【Alt】 → 【N】で「メモ帳」が起動する。アルファベットキーやファンクションキーのほか、カーソルキーやテンキーなど、キーボード上のほとんどのキーが割り当て対象となる。
ひとつのアイテムに対して、第一/第二の2種類のパラメータを設定することができる。例えば、起動パスにc:\windows\explorer.exe(エクスプローラ)を設定し、第一パラメータにC:\My Documentsを、第二パラメータにC:\Program Filesを設定しておくと、利用する場面に応じていずれかのフォルダをすばやく開くことができる。どちらのパラメータでアイテムを開くかは、キーボードの場合であれば、割り当てたキーを押すか(第一)、【Shift】+割り当てたキーを押すか(第二)で決められる。
ステルスウィンドウには、ユーザが登録するアイテムのほかに、あらかじめいくつかの「クイックボタン」が登録されている。「マイドキュメント」「最近使ったファイル」「コントロールパネル」などの特殊フォルダが登録されており、クリックするだけで簡単に開ける。
オプションでは、ステルスウィンドウの表示位置(画面中央/前回と同じ場所、など)や、ウィンドウ表示位置までのマウスポインタの自動移動などの設定を行える。また、ディスプレイの表示解像度を変更した場合、自動的にランチャ機能を停止させるという設定もある。アイテムの登録設定に、これらのオプション設定を加えた設定ファイルを複数作成して保存することが可能で、必要に応じて切り替えて使える。