大きなアイコン表示が特徴のコマンドラインランチャ。キーワードの自動補完、複数アプリケーションの同時実行などの機能を備えている。「bluewind」は、あらかじめ登録しておいたキーワードを入力することで、ターゲットとなるアイテム(ファイル、フォルダ、URL、メールアドレスなど)を開くことのできるコマンドライン型ランチャ。ユーザの利用環境などにより、動作モードを「常駐モード」「非常駐モード」「カスタムモード」の3種類から選択できる。
ホットキーで呼び出せるコマンド入力用のメインウィンドウは、左側の大きなアイコン表示部が特徴。このアイコンは「bluewind」の状態によって変化する。「システムコマンドの実行」「アイテムの新規登録」などのシステムコマンド実行時にはシステムコマンドアイコンが、ターゲットアイテムがアプリケーションであれば、そのアプリケーションのアイコンが、またURLやメールアドレスであれば、関連付けされたブラウザなどのアイコンが表示される。ウィンドウ上にはアイコンのほかに、設定したコメントなども表示されるので、これから実行しようとしている内容を確認しながら、作業を進めることができる。
アイテムの登録は専用のダイアログで行う。登録用ダイアログは、さまざまな方法で呼び出すことが可能で、コマンド入力ボックスでの【Ctrl】+【N】キーや「new」コマンド、未登録アイテム名の直接入力、メインウィンドウへのアイテムのドラッグ&ドロップなどで行える。エクスプローラなどの「送る」メニューから登録できるようにすることも可能だ。アイテムは単独で登録できるだけでなく、グループ登録することも可能。グループ登録した場合は、グループ内のアイテムを個別に起動することも、グループ内の全アイテムを同時に起動することもできる。
オートコンプリート機能があり、キーワードの一部を入力すると、残りを「bluewind」が自動的に補完してくれる。複数のキーワードに合致する場合はリストが表示され、そこから選択できる。
キーワード+パラメータの入力で、目的のファイルなどを開いてアプリケーションを起動することも可能。パラメータにワイルドカードを使えるほか、キーワード自体をパラメータにすることもできる。
充実したカスタマイズ機能も特徴のひとつ。常駐/非常駐モードでもキーカスタマイズや、オートコンプリート機能の動作などを細かく設定できるが、カスタムモードでは、「bluewind」全体の動作をより細かく設定できるようになっている。複数ユーザでの利用も考慮されており、ユーザごとに登録アイテムを使い分けるか、すべてのユーザが同じアイテム・設定を共有するか、といった設定も可能だ。