ネットワーク対戦に対応したタイピング練習ソフト。ルールやハンデを設定できるほか、異なる入力方式のプレイヤー同士で対戦を行うことも可能。「Weather Typing」は、ネットワークを介して最大4人で対戦することのできるタイピング練習ソフト。もちろんひとりでシングルプレイを行うことも可能。入力方式はローマ字入力、かな入力に対応。ローマ字入力時は表記法の違いを自動的に判別してくれる。対戦内容を保存してリプレイする機能もある。
内容は、画面に表示される文章をひたすら入力していくというオーソドックスなもの。LANだけでなく、インターネットでもプレイできるネットワーク対戦では、ほかのプレイヤーの入力状況を画面上で確認できる。入力結果に応じて各プレイヤーに得点が与えられる。初期状態では、文章を最も速く最後まで入力できたプレイヤーのみに得点が与えられるが、入力完了の割合に応じて全プレイヤーに得点を与えるように変更することもできる。タイプミスをすれば減点される。対戦開始前に設定した勝利点数に誰かが達した時点でゲーム終了となる。
対戦時のルールは細かく設定することができる。ゲームの勝敗を決める得点方法は、上記のほかにも、入力の正確性や問題文のワード数などから算出し、より総合的なタイピング能力を量れる「トータルポイント」を使用することも可能。また、プレイヤーのレベルに応じてハンデを設定することができるようになっており、ハンデが設定されると問題文が表示されてから一定時間入力ができなくなる。入力不可時間は問題文の長さに応じて変化する。
入力方式(キー配列)は、ローマ字(Qwerty/Dvorak)、かな(JISかな/NICOLA/50音かな)に対応。異なる入力方式のプレイヤー間で対戦(「ローマ字」対「かな」など)を行うことも可能だ。ローマ字の表記法を自動判別する機能があり、例えば「じょ」と入力するときに、画面上には「JO」と表示されている場合でも、プレイヤーが「ZYO」と入力すれば、それが正解として扱われる。さらに、次回からは「ZYO」と表示されるようになる。
問題文は、前後に二分割されたフレーズをランダムに組み合わせる「問題文章自動生成システム」で作られるため、出題される問題は変化に富んでいる。問題文ファイルを用意することで、オリジナルの問題で練習することも可能だ。
そのほか、対戦内容を保存しておき、あとで再現するリプレイ機能などを備える。作者のホームページではネットランキングも開催されている。