「ケータイ写楽」は、J-フォンの写メールやデジカメなどから画像を取り込み、取り込んだ画像にさまざまなパーツで加工を施して、写メール端末に送信できるソフト。写メールを直接、受信することができる。画像の加工はウィザードに従って操作するだけで、簡単に行える。送信相手の端末を指定すれば、その機種に最適なサイズなどに調整して画像を送信してくれる。

対応する画像形式はBMP/GIF/JPEG/PNG/MNGの各形式。加工は画像の「位置/サイズ調整」「明るさ調整」「画像効果調整」と「合成」で行う。合成は、人物にコスチュームを着せる「コスプレモード」、背景を重ねる「バーチャルモード」、化粧を施す「メーキャップモード」の3種類のモードから選択できる。各モードには多彩なパーツが用意されており、ウィザードに従ってコスチュームや背景、髪型や髭などの頭パーツ、フレーム、テロップ、スタンプといったパーツを重ねていくことで、楽しい画像を作れるようになっている。ペンを使い、フリーハンドで絵や文字を描くことも可能。パーツはユーザが自作することもできる。

加工した画像は、「アドレス帳」から送信先を選択して、そのまま写メールで送信できる。アドレス帳への登録は、写メール受信時に自動的に開くダイアログで簡単に行える。送信先の携帯機種を一覧から選択してアドレス帳に登録しておけば、その機種に最適な画像サイズ、画像形式、メールの形式などを自動的に設定してくれる。送信先には「パソコン」を選択することもできる。

加工済みの画像は「アルバム」で管理できる。アルバムに保存した画像は、あとからいつでも再加工やメール送信を行える。

画像の加工もメール送受信も完全に「写メール」（イメージ添付メール）に特化されている。パーツも豊富で、あらかじめ用意されているものを重ねていけばよい。ウィザードに沿っていけば、簡単にできるようになっており、誰にでも扱えるソフトだ。最初に指定した画像位置やサイズが使用パーツによっては若干ズレることもあるのだが、これもパーツ選択後に簡単に修正できるようになっていて、親切だ。

基本的には人物画像、それも一人の画像を加工することを想定した作りになっているが、ちょっとコツを掴めば二人、三人で撮った写真でも、人物以外の写真でも、自由に加工できるようになるはずだ。

「ケータイ写楽」の特徴