デジカメ写真などの画像を素材に、簡単な操作でパノラマや3Dオブジェクトを作成できるソフト。「DigitalSpice」は、既存の画像を元に「パノラマ画像の作成」「3Dオブジェクトの作成」を行うことができ、さらに、作成した画像や3Dオブジェクトから「バーチャルカタログ」を作成できるオーサリングソフト。画面に表示される操作メニューがわかりやすく、はじめてでも簡単に使える。
パノラマ画像は、連続撮影した複数枚の写真を素材に、つなぎ目が目立たないように連結(ステッチ)することで作成される。多数の画像をステッチして超広角画像を作成することが可能で、周囲360°を撮影した画像があれば、「360°パノラマ」を作成することもできる。画像を自然に合成するために必要な微調整は、「DigitalSpice」が元画像を解析して自動的に行ってくれる(ユーザが手動で行うことも可能)。
3Dオブジェクトは、対象を回転させながら連続撮影した写真から作成する。パノラマの作成と同様、「DigitalSpice」が画像を自動解析・微調整して、自然な3Dオブジェクトを作成してくれる。
読み込み可能な画像形式はBMP/JPEGで、デジカメなどのTWAIN対応機器から直接、画像を取り込むこともできる。作成したパノラマおよび3Dオブジェクトは、BMP/JPEGで保存できるほか、PowerPoint(pfp)形式で保存することもできる。
Java Appletと再生コントロールパネルを含むHTMLを出力することも可能。IEなどのブラウザ上に表示される「DigitalSpice Panorama Viewer」で、パノラマ/3Dオブジェクトを再生することもできる。
「Real Web Page」と呼ばれるバーチャルカタログは、「DigitalSpice」で作成したパノラマや3Dオブジェクトに、テキスト、サウンド(MP3/WAV/MIDI)、スキン(外枠のデザイン)を組み合わせて作成する、非常に表現力の高いWebページのこと。バーチャルカタログも簡単な操作で作成できる。リンクを設定することができるため、インタラクティブなページを作ることも可能だ。