中世ヨーロッパをベースにしたファンタジー世界「マイソシア」が舞台のネットワークRPG。このマイソシアで戦士や魔法使いなどの職業に就き、他のキャラクタと接しながら冒険を楽しむことがゲームの目的だ。
プレイ画面を見てもらえばわかるように、「闇の伝説」に登場するキャラクタはとてもかわいらしい。このため、RPGという言葉から連想される「血みどろの戦い」といったイメージは「闇の伝説」にはない。殺伐としておらず、どちらかというとのんびりとした雰囲気が漂う。
プレイヤーを一方的に攻撃する行為(いわゆるPK(Player Killer))ができなくなっていることに加え、ゲーム中のチュートリアルや、常に表示されるヘルプ機能が充実しており、ネットワークRPGに不慣れな人でもプレイしやすい。この点が「闇の伝説」の大きな特徴だ。
簡単な操作で、長く楽しめるクエストシステム
ゲーム中は、右クリックで移動、スペースキーで攻撃が基本操作となる。NPC(Non-Player Character)との会話は、近づいてダブルクリックすればよい。そのほかの操作は、画面右側にあるボタンを押せば確認できるようになっている。コマンドを実行すると日本語の解説が表示されるので、RPGに不慣れな人でもわかりやすい。
「闇の伝説」では、プレイヤーの最終目標は定められていない。つまり、ゲームの目的は自分で見つけるのだ。キャラクタを強くしたり、すべてのダンジョンを制覇したり……と、幅広い選択肢がある。戦いを行わずにプレイヤー同士のチャットに興じるだけでも十分に楽しめるだろう。
目標が定められていないことで、プレイヤーによっては「最初に何を行えばよいのか」戸惑う人もいるかもしれない。でも安心してほしい。「闇の伝説」では「クエスト」が豊富に用意されているのだ。クエストは基本的に、NPCと会話を行うことで依頼される。依頼の内容は、物を届けることであったり、特定の場所にいるモンスターの退治であったりとさまざま。明確な目的が設定されたクエストをきちんとこなしていくことで、キャラクタが成長するとともに、マイソシアについてより深い理解を得られるようになっている。
プレイ開始時は無料、レベル10以上から課金が行われる
実際に「闇の伝説」をプレイするまでの手順は、以下のような流れになる。
- プログラムをダウンロードする
- プログラムをインストール後にゲームを起動する
- サーバを選択する(現在は「闇の伝説サーバ」のみ)
- 「CREATE」ボタンを押し、キャラクタを作成する。このとき、ログイン時のIDおよびパスワードも設定する
- 「CONTINUE」ボタンを押して、ログインする
キャラクタの作成後にログインしてみると、いま作ったキャラが森の中にいるはずだ。もちろん、このキャラがプレイヤーの分身である。とりあえず道沿いに進んでいくと、小屋が見つかるだろう。ここには、ゲームに関する基礎知識を教えてくれるNPCが何人かいるので、ひと通り話を聞いておくとよい。
小屋の奥へ行くと、椅子に座った老人に出会うはずだ。話しかけてみると、どうやら老人の畑に蛇が大量発生して困っているらしい。これが前述したクエストだ。蛇を倒すことにより、報酬としてアイテムを得ることができるので、ぜひチャレンジしてみよう。
プレイヤーのレベルが3まで上がると、職業を選べるようになる。ここから先は、プレイヤーの自由だ。さらにクエストを探してもいいし、他のプレイヤーと冒険を行ってもかまわない。こうした「ゲーム内における自由度の高さ」が「闇の伝説」の特徴のひとつとなっている。
なお、「闇の伝説」ではキャラクタレベルが10になるまで課金はされない。それまでの間にゲームシステムは把握できるので、興味を持った方は一度試してみてはいかがだろう。