非常に幅広い画像形式に対応する画像変換・管理ソフト。バッチ処理で変換を行うことが可能で、ファイル名や画像形式の一括変換から、サイズの縮小、減色といった処理を、ファイルを開かずにまとめて行うことができる。「GraphicConverter」は、数多くの画像形式の読み込み・書き出しに対応した高機能グラフィックソフト。ソフト名通りの画像変換機能を中心に、ブラウザによる画像管理、フォトレタッチ、スライドショウなど、多彩な機能を備えている。対応する画像形式は、Ver.4.3で読み込みが約145種類、書き出しが約45種類。MacintoshやWindowsで一般に使われる画像形式から、UNIXやPDA、プレイステーションで使われる形式まで、幅広いプラットフォームの画像ファイルを変換できる。
大きな特徴が、強力な自動処理機能。複数のファイルに対して、ファイル名変更やHTML形式のカタログ出力、カラーテーブルの変更などを一括処理できるほか、バッチ処理で複数の処理を連続実行することもできる。バッチ処理では、サイズの変更や解像度の変更、輝度/コントラストの変更などをまとめて行うことが可能。専用の変換ダイアログで、あらかじめ処理内容を指定しておく仕組みになっている。指定フォルダ内の全ファイルの一括処理や、選択ファイルのみの一括処理が可能だ。
画像を閲覧・管理するブラウザは、縦に3分割された3ペインの構成。左側ではフォルダをリスト表示し、中央はファイル一覧(画像はプレビュー表示)、右側では中央で選択した画像のプレビューと詳細なファイル情報を表示する。ファイルのコピーや移動、ファイル名の変更などをFinderと同様に行えるほか、画像の90度回転(画像ファイルを開かずに)といった操作も行える。
そのほか、画像編集やレタッチ機能を備える。画像編集機能としては、サイズ変更、解像度変更、色数変更、透明GIFの透明色変更のほか、アニメーションGIFの設定(表示時間やループの指定など)などの機能がある。レタッチ機能としては、図形ツール、塗りつぶし、ペンツール、テキストツールといった基本的な機能に加え、明るさとコントラストの調整、赤目の修正、エッジの鮮明化、スマートトリミング(周囲の余白をカット)などの機能を備えている。