外国の絵本を思わせるような美しいメルヘンの世界を舞台に、弓と矢を使って魔物たちと戦う横スクロールアクションシューティングゲーム。「Pipiru the Archer」は、森の妖精・ピピルが、悪魔にさらわれたエルフの巫女・マルムを救い出すために、行く手を阻む魔物たちを倒しながら悪魔城を目指すというストーリーのアクションシューティングゲーム。使用する武器は弓と矢。どこまでも直進するビームなどとは異なり、矢は弧を描いて飛ぶ。そのため、目標に当てるには、狙いを定めるとともに、飛距離を調整する必要がある。飛距離の調整は、矢を放つためのキーを押し続ける時間で行う。短く押した場合は近くに落ち、長く押すほど遠くまで届く。
矢の放ち方は、水平に放ってまっすぐ相手を狙う方法と、斜め上に打ち上げて山なりに狙う方法の2種類がある。ピピルは空を飛べるため、通常は敵と高さを合わせて水平に矢を放つ方が楽だが、間に障害物がある場合や、敵の攻撃を避けながら攻撃する場合には、山なりの方法が威力を発揮する。
また、矢で直接、敵を狙うだけでなく、敵の上部のものに矢を当て、それを頭上から落として攻撃したり、街の中の松明や魔物の投げてくる火を潜らせて、火矢として活用したりと、多彩な攻撃ができる。
敵の攻撃は、攻撃してくる相手に、先にこちらの矢を当てることで止められるほか、攻撃が当たる直前にピピルをくるりと回転させることで避けることができるようになっている。
画面は横スクロールで進み、魔物が現れるとピピルが画面左端に固定されて、魔物をすべて倒すことで、先に進めるようになっている。各ステージの最後にはボスが登場し、ボスを倒すと、ゲームのヒントを得ることができる。
ピピルが攻撃を受けると、ライフであるハートが減り、ハートがすべてなくなるとゲームオーバー。アイテムとして、ライフを回復させるものや、ライフの最大値を上げるものが用意されている。
通常のゲームのほかに、練習モードが用意されている。練習モードでは、弓師(マスターアーチャー)の助言を受けながら、基本的な弓矢の操作を覚えられるようになっている。日本語モードのほか、英語モードでプレイすることができる。