「同級生名簿」を簡単に作成できるデータベースソフト。データベースとしての機能だけでなく、同級会案内の往復はがき印刷、同報メール送信、アルバムや年表作成、校歌表示など、一般の名簿ソフトには見られない多彩でユニークな機能が特徴。「ああ同級生」は、同級会名簿作成に機能を特化したカード型データベースソフト。ひとりのデータを1枚の個人カードで管理する方式で、「新規入力」から同級会名簿に必要なフィールド項目を入力していくだけでデータベースを作成できる。
個人カードのデータフィールドは、氏名(新姓名)、郵便番号、住所、電話番号、携帯電話番号、勤務先、勤務先電話、メールアドレス、誕生日などの一般的な個人情報に加え、出身学校名(中学など)、クラス名、卒業時/近影写真(コピー&ペーストで貼り付け可)といった「同級会名簿」らしい項目がある。また、自由メモやチェックボックス付きのメモ(幹事担当者、東京在住組など項目別に該当者をチェックするもの)も入力できる。
入力したデータを一覧できる「全員表示」では、氏名や連絡先など基本データだけの一覧表示のほか、写真のサムネイルや自由メモ、チェックボックス付きメモの一覧に切り替えることも可能だ。一覧から個人カードを直接開くこともできる。
検索機能が充実し、表紙ページでは名前の頭文字からすぐに探したい人の絞り込みができる。また、項目を指定してのワード入力検索もでき、その際、「特定の項目にデータがあるもの(新姓名など)だけを選び出す」といったことも可能だ。そのほか、チェックボックス付きメモでチェックされている人の抽出も行える。
幹事の人のための機能も豊富で、同級会案内などの往復はがき作成/印刷機能や、住所ラベル印刷機能、同報メールの作成/送信機能などを備えている。これらはカード作成時に、個別に送付リストに登録する/しないを指定しておくことが可能だ。
「アルバム」では、集合写真など計40枚の写真をサムネイルと拡大画像で表示できる(表紙ページにも学校の写真などの画像を自由に貼り込める)。そのほか、同級会の日付とその内容を記録する「履歴」機能や、個人史、学校の沿革、社会のできごとをまとめられる「年表」機能、校歌などの歌詞を表示する「校歌」「応援歌」機能、個人や団体のWebページリンク集作成機能などがある。
インポートは「FileMaker Pro」「Excel」「クラリスワークス」形式のデータ、およびテキストデータ(タブ区切り/カンマ区切り/SYLK)に対応。操作のしやすい取り込みウィンドウでは、元データから必要なフィールドだけをインポートすることもできる。
Windows版のほか、Macintosh版もある。