通常、あまり使用されることのないマウスのクリック動作に、Windows上のさまざまな操作を割り当てられるマウスユーティリティ。「zeeClick」は、マウスの左右クリックや、クリックとキーボード操作との組み合わせに「ウィンドウを閉じる」「アプリケーションを起動する」といった操作を割り当てられるマウスユーティリティ。右ダブルクリックや左→右の連続クリックなど、ふだんはあまり使われることのないマウス操作を利用して、Windowsの操作を快適にしてくれる。クリック操作から起動できるボタン型のランチャ機能などもある。
設定できるマウス操作は、右ダブルクリック(「zeeClick」ではR・Rと表す)、【Shift】キーを押しながら左→右の連続クリック(Sft+L・R)など、初期状態で9種類が用意されている。ボタンは、3ボタンマウスの中央ボタンを使うことも可能。クリック数も2〜5回までで設定することができ、制限内であれば、機能を割り当てるクリック操作をユーザが自由に編集・追加することが可能だ。
割り当てられる機能は「ウィンドウを閉じる」「すべて閉じる」「すべて最小化」など、ウィンドウ操作関連で9種類。このほかに、指定ファイルの実行や、付属のボタン型ランチャ「zeeランチャ」の起動、さらに特定ウィンドウのアクティブ化なども設定できる。ウィンドウのアクティブ化は最大10個まで設定可能。アクティブウィンドウに対して、ショートカットキーを送信する「カスタムキー」設定もあり、最大30個までのショートカットキーを登録できる。
「zeeClick」の機能は、タスクトレイメニューからいつでも一時停止できるほか、特定のウィンドウがアクティブのときにだけ、機能が動作しないように「無効化ウィンドウ」設定を行うことも可能だ。
そのほか、オプションでは、「(3クリック以上を使用する場合)2クリックを優先する」「クリックからのファイル実行前に確認する」といった設定が可能。ユーザごとのクリック間隔の違いを調整するために、実際にクリックをして計測を行い、普段のクリック間隔を「zeeClick」に簡単に設定できるようになっている。