画像とサウンドを組み合わせて、BGM付きのスライドムービーを作成できるソフト。ドラッグ&ドロップに対応し、マウス中心の簡単な操作でQuickTimeムービーを手軽に作れる。「Kinetoscope」は、簡単な操作でスライドムービーを作成できるマルチメディアオーサリングソフト。スライドムービーとは、画像ビューアなどの機能としてある、指定した複数の静止画像を順番に表示していくスライドショウに、BGMが付いたのものと考えればよい。「Kinetoscope」では、JPEG/PICT/GIF形式の画像ファイルと、MP3形式のサウンドファイルを組み合わせて、簡単にQuickTime形式のムービーファイルを出力できる。
1本のスライドムービーには、最大8,000枚まで(メモリに依存)の画像を取り込むことが可能。ムービー出力時のサイズは、320×240/240×180/160×120の3種類から選択できる。
メイン画面は、画像ファイルをクリッピング(一時的に登録)する「クリップライブラリ」、画像ファイルを並べて表示順序や時間を設定する「ストーリーボード」、ストーリーボード上にある編集中のムービーを再生して確認するための「プレビューモニタ」から構成される。クリップライブラリやストーリーボードへの画像の登録は、ドラッグ&ドロップで行える。プレビューでは、頭出し/再生/コマ送り/早送り/巻き戻し/再生停止といった操作が可能。全体的にシンプルなインタフェースで、はじめてでも簡単に扱える。
スライドムービー作成時に設定できる項目としては、
- スライド1枚ごとの表示時間設定
- BGMの再生時間に合わせた、スライド表示時間の均等割り付け
- BGMのボリューム調整
などがある。なお、試用版として配布されている「Free版」では、取り込みのできる画像枚数や、取り込みのできる画像形式(Free版ではJPEGのみ)、作成できるムービーのサイズなどが製品版とは異なり、制限が設けられている。