水戸黄門のキャラクタたちと一緒に各地を旅して、簡単なゲームを楽しみながら右脳の能力開発を行うためのソフト。イメージ、図形、空間パターン認識力などを司る右脳を鍛えることで、空間を瞬間的に把握する能力やイメージ記憶力などを高めることができる。「VISUAL TRAINER 水戸黄門 〜右脳漫遊記〜」は、ゲームを通して、ビジュアルなイメージを頭に焼き付ける訓練を毎日少しずつ繰り返すことで、右脳の持つイメージ記憶力と再現力の向上を図るソフトだ。用意されているゲームは、基礎トレーニングの「まんだら」「瞬間記憶」「仲間さがし」「順番記憶」「モンタージュ」と、応用の「ドッツ」「フラッシュカード」「オーダー」「動体記憶」「間違いさがし」の10種類。
「まんだら」は、トレーニングの基礎となるもので、マンダラと呼ばれる赤、青、緑、黄の4色を使った簡単な図形を凝視し、そのイメージを記憶する。「瞬間記憶」は、瞬間的に表示された複数の記号の種類と順番を覚えて再現する。「仲間さがし」は、同時に表示されたたくさんの図形や文字、記号の中から同じものを一組見つけ出す。「順番記憶」は、飛び道具が畳に刺さる順番を記憶して再現する。「フラッシュカード」は、次々とすばやく表示されるカードを見て覚え、そこに表示されなかったアルファベットを指摘する、といった内容になっている。イメージ全体を瞬間的に把握・記憶して、それを再現する能力を高めるための訓練をさまざまな方法で行い、プレイヤーを飽きさせることなく、能力を向上できるよう工夫されている。
これらのトレーニングを、ユーザの好みに合わせて「修行モード」と「漫遊モード」の2種類のモードで行えるのも特徴だ(それぞれ個別にライセンスを購入する必要がある)。
「修行モード」はその名の通り、右脳能力開発のトレーニングを積極的に行うためのもの。このモードには、基本的なゲームをそれぞれ指定回数行うことで、次々と宿場を進んで旅をする「東海道五十三次」と、タイムトライアル形式で自分の好きなトレーニングを何度でも自由に行える「稽古部屋」の2種類のコースが用意されている。どちらのコースもゲーム終了後、相撲の番付になぞらえた評価結果とコメントが表示される。訓練結果は自動的に記録され、トレーニングの推移をレーダーチャートと折れ線グラフでいつでも確認することができる。
「漫遊モード」は、日本各地を旅する5種類のコースが用意された、よりゲーム感覚の強い内容。コースがあらかじめ定められ、段階的にトレーニングの難度を上げていく「修行モード」とは異なり、ユーザの好みや時間の余裕に合わせてコースを選択し、気軽にトレーニングを行える。