蜘蛛に虫を食べさせていくという、一風変わった設定のステージクリア型アクションゲーム。森、川、夜の都会といったステージや昆虫や小さな生物のグラフィックが美しい。「SpidersWeb」は、マウスを使って蜘蛛を操作し、飛び回るハチやチョウなどの獲物を捕らえていくアクションゲーム。蜘蛛の名前は「アラクネ」。ギリシア神話がモチーフとなっている。アラクネさんは木の上から糸でぶら下がっており、ステージに登場する昆虫やカエル、カタツムリなど獲物を糸で捕らえて食べると得点になる。ステージには一定数の獲物が登場し、すべての獲物を食べるとステージクリア。ただし、食べ残しがあっても、一定時間が経過するとステージは終了し、次のステージへ移る。
アラクネさんの動きは、(1)糸を吐いて獲物を捕らえ(動きを止め)、(2)糸にぶら下がったまま、獲物に向かって(回転しながら)降下し、これを食べるというもの。糸がヒットすると、獲物は一定時間動けなくなるため、この間に食べる。マウスの左右クリックとドラッグのみでプレイでき、直感的に操作できる。動作はスムーズで表示もリアルだ。捕らえた獲物に向かうときに、何もしなければアラクネさんは垂直に降下・上昇するだけだが、ここでマウスを左右に移動すると、ちょうど糸を引っ張るように斜めに動かす(そして、そこにいる獲物を食べる)こともできる。
アラクネさんのライフは「糸の耐久値」という形でゲージに表示される。耐久値は、一定時間の経過ごと、あるいは糸で捕らえていない獲物に衝突したときに消耗し、耐久度が0になるとゲームオーバー。逆に、一度の降下で多くの獲物を食べるか、緑色の蝶を食べることで、耐久度を回復させることができる。そのほかにも特殊な獲物キャラとして赤・青の蝶があり、赤の蝶を食べると、糸の連射(マシンガンウェブ)が可能になり、青の蝶は、画面上のすべての敵が糸に捕らえられ、動けなくなる。
ゲームは舞台(場面設定)ごとに「エリア」に分かれており、エリアは複数のステージから構成される。エリアは「AREA1 森」「AREA3 川」のようにそれぞれテーマが決められており、各エリアのスタート画面には「森」「川」などの「場面」に加えて、詩的なタイトルとアラクネさんからのメッセージが表示される。一方、エリア終了時には、「食べた数」「食べ残した数」「ボス破壊タイム」「タイムボーナス」「満腹ボーナス」という成績と、同時に成績についてのアラクネさんからのコメント(「ちょっと不満」「腹ペコです」など)が表示される。エリアの最終ステージではトンボ、蟹などのボスキャラが登場。それぞれ強力な武器を持っており、蜘蛛の糸を吐いて何度も攻撃しないと、なかなか倒れない。
ゲームモードは、Easy/Normal/Hardの3段階から選択できる。