メールソフトの送受信データを取り込み、簡単に検索・閲覧できるようにしてくれるメール用ユーティリティ。「めるカレ」は、通常使用しているメーラの送受信データをもとに独自のデータベースを構築し、目的のメールをすばやく見つけ出せるようにしてくれるユーティリティ。メールの検索は、(1)送受信の日付または指定する期間、(2)送受信者名、(3)メールの件名や本文に含まれる語といったキーワードを条件に行うことができる。エクスプローラライクのツリー+メール一覧画面や月間カレンダーをタブで切り替えながら、簡単な操作でメールを探し出せるように工夫されている。
メールを検索する具体的な方法としては、
- 《月間カレンダーで日付を選択し、その日の送受信リストを表示する》
カレンダーにはその日に送受信したメールの件数が表示され、日付をダブルクリックすると「選択日送受信リスト」画面に切り替わり、目的のメールを探せる。 - 《自動的に作成される送信者別ツリーで送受信相手を選択する》
送受信相手を選択すると、カレンダーにはその相手とメールをやりとりした日だけに送受信アイコンが表示される。このとき「ツリーで選択された送受信リスト」タブに切り替えると、その相手との送受信履歴がリスト表示される。なおメールをフォルダで分類している場合は、そのフォルダもツリーの枝(サブフォルダ)として表示される。 - 《文字列検索を行い、該当リストを表示する》
「相手」「件名」「本文」を対象に検索を行い、結果をリストに表示する。
さらに、「選択日送受信リスト」画面では、特定の日付だけではなく、一定期間内にやりとりされたメールのリストを表示することもできる。また、送信者別ツリーで相手を選択し、さらに「選択日送受信リスト」で期間を指定すれば、絞り込み検索も行える。いずれの場合もメールのリストが表示され、そこから目的のメールをクリックすると、プレビュー領域にメールの本文を表示する。また、メールリストをダブルクリックするとメールウィンドウが現れる。HTMLメールの場合、プレビュー領域ではテキストのみの表示だが、メールウィンドウではHTML書式が再現される。添付ファイルがある場合は、この画面から保存できるほか、通常使用しているメーラを起動して、選択したメールの返信や転送を行うこともできる。
対応するメーラは「Outlook Express(5.5以降)」「Becky! Internet Mail Ver.2」「AL-Mail32」の3種類。さらに、携帯電話のメモリ編集ソフト「ケータイ・エディ5」のデータを読み込んで利用することもできる。