メモを中心としたユニークな情報管理ソフト。メモに感情を表す色を指定して、書いたときの気持ちをあとから振り返ったり、メモ同士のリンクを指定して、関連を一覧表示したりといった使い方ができる。複数のパソコンでの利用を可能にするネットシンクロ機能もある。「SEPATA」は、メモを中心として、他のユーザとのコミュニケーションを図るための機能を追加したソフト。大きな特徴は、書きとめたメモを「テーマ」別に保存できることと、メモに対してHappy/Angry/Sadなどの「感情」を属性として与えられること。感情は、それぞれのメモに対して色で指定する。また、メモから他のメモや、メモからパソコン上のファイル、WebのURLなどにリンクを設定することが可能で、情報の分類・整理ツールとしても使える。
登録したメモは「テーマブラウザ」または「リンクブラウザ」で参照できる。「テーマブラウザ」は文字通り、メモを「テーマ」別に分類して表示するもの。テーマは大きく「フリー」「レッスン」「好きなこと」「やってきたこと」に4分類され、さらにその中にサブテーマを設けられるようになっている。メモはリストに一覧表示され、クリックするとメモウィンドウを開いて、内容を表示する。
一方、「リンクブラウザ」では、メモ間のリンクを参照できる。選択したメモを中心にしてその周囲にリンクで結ばれたメモやファイルが並び、メモ間の関係性を一覧できる仕組みだ。周囲のメモを選択すると、今度はそのメモを中心とした関係に切り替わり、クリックするだけで、次々に関連をたどることができる。
メモ以外に人物情報を登録することも可能。電話番号やメールといった連絡先などを登録できるほか、「友達」「ラブ」「あこがれ」「師匠」「ライバル」などの人間関係も登録できる。
ネットシンクロ機能は、ユーザ登録を行い、IDを発行してもらうことで利用可能となる。この機能を使うことにより、複数のパソコンでのデータ同期や、他の「SEPATA」ユーザとのメッセージのやりとりなどが行えるようになる。さらに、「SEPATA」シンクロサーバから利用者に向けて、元気になるヒントを与えてくれる「ココロ・メッセージ」が届くほか、携帯電話から「SEPATA」のデータを参照することもできる(β版で利用可能な携帯電話端末はiモードまたはJ-フォン(J-スカイステーションサービス対応機))。
そのほか、ユーザ自身の個人情報欄に誕生日を登録することで、ユーザの「個性タイプ」を診断してくれる機能などもある。メモおよび人物情報の登録内容を対象に、文字列検索を行う機能もある。
操作の中心となるのは「SEPATA Bar」と呼ばれるツールバーで、このツールバーもしくはタスクトレイメニューから各機能を呼び出して使う。