「FANCY CUBE」は、矢印を模したチューリップの絵がついた「花CUBE」を滑らせ、フィールド上の星を集めていく面クリア型のパズルゲーム。マウスの左クリックで強さと方向を定めて花CUBEを発射して星に当て、5つの星を取ることができればステージクリアだ。ただし、花CUBEを移動できるのは1ステージで10回まで。10回以内に5つの星をすべて集められなければゲームオーバーとなる。

フィールドにはさまざまな障害物や仕掛けが用意されており、簡単には星をゲットできない。仕掛けは、花CUBEの進行方向を変えてしまうもの、花CUBEをワープさせるもの、花CUBEの上にかぶさって方向調節を邪魔するもの、花CUBEを押し流してしまうものなど、バラエティに富んでいて楽しい。

なかでも手強いのは、花CUBEを追いかけてくるマンモス型モンスターだ。このモンスターは星を3つ集めた段階で動きだし、じりじりと近づいてくる。このモンスターに捕まったり、勢いあまって花CUBEをフィールドの外に落としたりすると、ペナルティとして移動回数を1回減らされ、スタート地点に戻されてしまうので注意が必要だ。

花CUBEの操作はすべてマウスの左クリックで行う。1回クリックすると画面の右端でパワーゲージが伸び縮みを開始し、もう1回クリックするとゲージの長さが確定してCUBEが右回転を始める。最後にもう1回左クリックすると、パワーゲージの長さとその時点の花CUBEの向きに従って移動するという仕組みだ。

「FANCY CUBE」をプレイする上でのポイントは、なんといってもステージ上のオブジェクトをどう使うかだろう。オブジェクトの性質を利用して効率よく回収できるルートを考えるのもおもしろいし、逆にオブジェクトを避けて、着実に星を取るのもいいだろう。

モンスターの存在も忘れてはならない。星を3つ取るまでは追いかけてこない性質を利用して先にモンスターの近くにある星から回収するのも手だ。また、最後に残った星をモンスターの追撃をすり抜けながら取るのもスリルがあって楽しい。

操作もルールも非常にシンプルだが、アクションゲームの要素も強く、やってみると意外にハマるゲームである。

開発中に苦労した点
ゲームの難易度やバランス等の調整です。「FANCY CUBE」の場合、ステージの構成を考えるのに一番時間を費やしました。

最後に
このゲームは「HSP」で開発しました。すばらしいソフトを無料で公開されているオニオンソフトさんに感謝します。また、音楽素材などを提供してくださったサイトや作者の方々にも、お礼を申し上げます。