指定したWebサイトを自動巡回するオートパイロットソフト。読み込んだWebサイトの内容を保存し、巡回後にオフラインでゆっくり閲覧することができる。「WebAuto」は、ダイヤルアップの自動接続・切断からWindowsのシャットダウンまで完全な自動化が可能なWebオートパイロット。マルチスレッドによる高速巡回や更新ページのみの読み込み機能、タイマ予約機能と合わせ、Webサイト閲覧の時間的・経済的な効率化を図ることができる。
巡回方法は「自動巡回」「選択巡回」の2種類が用意されている。「自動巡回」は、定期的に閲覧するサイトのURLを登録しておき、巡回するもので、URLごとに毎回、毎日や曜日、日指定で巡回が行える。一方、「選択巡回」では、巡回ごとにURLを選択する。いずれの場合でも定期間隔巡回(例えば1時間ごとの巡回)、起動時巡回開始(「WebAuto」起動と同時に巡回開始)、タイマ予約による巡回が可能だ。
巡回先URLの登録は簡単で、ブラウザで登録したいサイトを開き、「WebブラウザからURL登録」を指定するだけでよい。また、Internet Explorerのお気に入り、Netscapeのブックマークからインポートすることなどもできる。登録URLは、フォルダツリーによる階層管理が可能で、「オンラインソフト」「ニュース」「趣味」などといったフォルダを作成して、フォルダ単位で巡回を行わせることもできる。
ダイヤルアップ接続の場合は、自動接続・切断を行う。切断に関しては「巡回後に切断しない」「タイマ巡回後に切断しない」「WebAutoで接続した場合のみ切断」といった設定も可能だ。さらに、指定時間に強制切断することもできるため、テレホーダイの時間帯を超えた巡回を避けられる。レジューム機能や巡回エラーリトライ機能も備えており、巡回の中断やエラーがあった場合でも効率よく対処できる。プロキシサーバにも対応する。もちろんダイヤルアップだけでなく、常時接続環境での巡回も行える。
タイマ予約は最大14個を設定することが可能で、巡回日や開始時間・終了時間のほか、巡回終了後のアクション(「WebAuto終了」「シャットダウン」「そのまま」など)など、それぞれの予約に対して非常に細かな指定が行える。また、巡回開始後・終了後に起動するアプリケーションをそれぞれ5個まで設定することが可能で、巡回開始と同時にメールソフトを起動してメールを読み、終了後に通信時間累計ソフトを起動して通信時間と通信費を確認するといった使い方もできる。
メイン画面では、登録されたURLが色分けされたアイコンで表示され、現在どのような状態にあるのかがひと目でわかる。URLを格納するフォルダも同様に、状態によってアイコンの絵や色が変わる。巡回したURLは、ブラウザを使ってローカルで閲覧できるのはもちろん、「サイトツリー」を使えば、サイトの構成を一覧することも可能だ。「サイトツリー」では、指定ページ以下のページを自動的に順番に切り替えるスライドショウで閲覧することもできる。
HTMLのほか、画像・動画、サウンド、実行、圧縮ファイルのダウンロード、保存ができるが、実行ファイルなどのみをダウンロードすることもでき、ダウンローダとして使用することも可能だ。認証ホームページやセキュリティHTTP、CGI、Javaアプレット、JavaScript、ActiveXにも対応。更新されたページのみをダウンロードする差分更新機能なども備える。