異なる種類のファイルやWebページのURLを管理できるソフト。階層管理できるフォルダにファイルやURLを登録することで、効率のよい整理・検索・閲覧を行える。「infoClipper」は、データベースファイルに相当する「キャビネット」に作成したフォルダツリーによって、ファイルやURLなどのアイテムを効率よく分類・整理できるソフト。メイン画面はエクスプローラ風で、エクスプローラと同様に、登録アイテムをアイコン表示/リスト表示などに切り替えられるほか、名前順/URL順などでソートできる。アイテムとして登録できるファイル形式は、拡張子を登録することで設定する(初期設定では*.txtと*.docが登録されている)。
ファイルの登録は、(1)新規にテキストファイルを作成し、保存する、(2)既存のファイルを取り込む、(3)WebページのURLを入力して登録する、(4)クリップボード内のテキストを新しい文書として貼り付ける、といった方法で行える。既存ファイルの取り込みは、ダイアログでのファイル選択やドラッグ&ドロップで簡単に行える。
また、URLは、Internet ExplorerまたはNetscape Navigatorに表示中のページをそのまま登録することが可能で、登録済みのURLは、「HTML文書の更新」を実行することで、最新の内容に更新できる。
アイテムには、コメントやキーワードを付けて登録できる。これらは検索時に検索対象として使える。
登録したアイテムは、ダブルクリックや「開く」コマンドで、関連付けられたアプリケーションを起動して、内容を表示する。
検索は、ファイルやWebページに含まれる文字列の検索、コメントに含まれる文字列の検索、キーワード検索の3種類の方法が用意されている。Webページ内の文字列検索は、登録時にダウンロードされたファイルを対象にして行う(URLを入力して登録した場合は、一度ページを表示し、「HTML文書の更新」を実行すれば、検索対象となる)。キーワード検索では、登録済みのキーワードを一覧表から選択できるようになっている。
アイテムにパスワードを設定してロックする機能がある。正しいパスワードを入力しないと内容が表示されないのはもちろん、検索対象からも除外される。
そのほか、登録されているアイテムをコピーして保存する機能などがある。