LZHやZIPといった主要な形式をはじめ、多数のアーカイブ形式に対応する圧縮・展開ソフト。豊富な機能を備えながら、簡単な操作で扱うことができる。「WinPack3」は、自己展開ファイルの作成やアーカイブファイルの分割、アーカイブファイル内のプレビューなど、さまざまな機能を備えた圧縮・展開(解凍)ソフト。圧縮は20種類、展開は21種類と、多数の形式に対応しているのが特徴だ。LZHやZIPといったよく使われる形式はもちろん、MacBinary(bin)やBinHex(hqx/bhx)、MIME/Base64、UUENCODE、さらにはMS Compress(拡張子の末尾に“_”が付いた形式)やCAB、StuffIt(sit)などの形式にも対応する。すべて「WinPack3」内部で処理を行うため、外部DLLなどを用意する必要はない。
メイン画面はMDI形式。ドラッグ&ドロップ操作でメイン画面の中に新規ウィンドウを作り、アーカイブファイルの内容を表示する。アーカイブ内が階層構造になっている場合は、エクスプローラ風のツリー表示も可能だ。ファイルプレビュー機能が用意されており、アーカイブファイルを展開することなく、別の子ウィンドウで一部ファイルの内容を表示することもできる。
エクスプローラのコンテキストメニューを拡張し、右クリックから圧縮・展開を行うことも可能で、新規アーカイブファイルの作成や展開をすばやく行える。ZIP形式のファイルに関しては、特別にウィザードが用意されており、お気に入りのZIPフォルダを設定しておくことで、簡単な操作でZIPファイルを扱うことができるようになっている。
便利な機能として、実際にファイルを圧縮する前に、圧縮後のファイルサイズなどを試算し、グラフ表示する試算機能がある。LHarc/ZIP/StuffItなどで圧縮した場合の試算値が表示され、どの形式を使うのが一番効率がよいかを確かめて選択することができる。
そのほかにもウイルススキャナと連携することで、アーカイブファイル内のウイルスチェックを行う機能などを備える。