「Qullusrent Version 2」は、壁に囲まれたフィールドの中でキャラを操作し、荷物を所定の位置に移動させるパズルゲーム。フィールド内の黄色の指定の位置をすべて荷物で埋めることができればステージクリアとなる。荷物は一つずつしか押すことができず、また引き戻すこともできないので、押す方向や順番には注意が必要だ。

荷物は、通常のもののほかに、押した際に矢印の方向が移動に影響する「矢印荷物」や、マグネット壁にくっついてしまう「マグネット荷物」、すべらせて壁にぶつけると壊れてしまう「ワレモノ荷物」などがある。

また、床には、矢印の方向にしか移動できない「矢印床」、上で荷物を押すとすべってぶつかるまで止まらない「氷床」、押した方向に荷物を飛ばす「ジャンプ床」、荷物などを落として上を通過できるようになる「落とし穴」、指定方向に荷物などを流してしまう「ベルトコンベア」などがある。壁にも押すことができる壁や、すべった荷物などを跳ね返す「ゴム壁」などがあり、これらの特性を考えて、うまく荷物を指定の位置へ移動させていく。

ステージは簡単なものから難しいものまで全68ステージが用意されており、一度クリアすると、以後はタイトル画面から選択できるようになる。プレイ中はギブアップしてそのステージをはじめからやり直すことや、途中の状態をセーブすることも可能だ。また、各ステージではクリア時間やキャラの移動歩数がカウントされ、最短記録が登録される。そのほか、環境設定ではBGMや効果音の音量調整、音源のモード切り替えや精度などを指定できる。

「Qullusrent2」の基本ルールは、倉庫番と同じだ。しかし、多彩な特殊ブロックが、ゲームのバリエーションを大きく広げており、またBGMや効果音、あるいはジャンプブロックなどでブロックがジャンプするアニメーションなど、最近のパソコンのパワーを駆使した部分がゲームのおもしろさを一層引き立てる。古いゲームをモチーフとして今風の味付けで仕上げたという、新旧融合が非常にうまく行っているという印象だ。

ただ単にパズルを解くだけでもかなり長時間楽しむことができるが、解くのに要した時間や手数を記録する機能もあるので、慣れてきたらより早く解いたり、少ない手数で解くことに挑戦してみるのもおもしろい。

今回は前回の256色から6万色へと変更いたしました。多少画面がきれいになっていると思います。特に変更するに当たって苦労した点はほとんどないです。☆　ただ……、パーツ担当の方との連絡が途中から取れなくなってしまったため、きれいにする途中のまま2ヵ月以上作業ができなかったことがあり、本来でしたら2ヵ月前に公開できていたのですが、こういうときにメンバー不足は痛いですね(^^;（なんとなくメンバー勧誘に聞こえたりしますが、気のせいです）。

今回のVersion 2では、新たに床パーツ等が増えております。難易度はそんなには高くはないと思いますが、テスターの方からは8面あたりでつまずくそうです。前作同様、ジョイスティック/キーボードのみ対応しております。仕様にも書きましたが、使用するGAによっては画面のフェードアウトが効かないこともあります。すみません。いまのところユーザ様からのご要望やバグ報告が来ていないため、対応の予定はありませんが、対応も視野に入れながら考えていこうと思います。

実は、私個人はそんなにパズルって得意ではないんです(^^;。ゲームを二人くらいで作るとき、このくらいのボリュームなら楽に作れるレベルということで、今回の作品になりました。RPGやノベル等も手がけていたりするのですが、スタッフ不足で全然できていないのが現状だったりします(^^;。

「Qullusrent Version 2」で、「Qullusrent」シリーズはとりあえず終止符ですが、次作パズルゲーム（Qullusrent系統）の作成も行っていく予定ですので、そのときも遊んでいただけるとうれしかったりします。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。