1回の操作で、複数の検索エンジンを同時に利用できるメタ検索ツール。検索サイトごとに異なる操作手順を意識することなく、複数の検索エンジンを利用できる。探したい情報の種類によって、カテゴライズされた検索エンジンを指定できるのが特徴だ。
「Copernics2001」では、メジャーな検索エンジンを「Web(日本語)」「書籍(日本語)」「The Web(英語)」「Buy Books(英語)」の4種類のカテゴリに分け、情報の種類よって使い分けができる。例えば、あるキーワードを含む書籍の情報がほしい場合には、「書籍」を選択し、キーワードを入力して検索を実行すれば、「書籍」カテゴリに登録されている検索エンジンを使った検索結果が表示される。検索エンジンは、あらかじめカテゴリごとに登録されているため、インストール後にすぐに使うことができる。最新の検索エンジン情報は定期的に自動更新される。
ウィザードによる検索条件の設定では「すべての単語を検索」「いずれかの単語を検索」「完全に一致する熟語を検索」といった3種類の選択肢から選択できる。絞り込み機能では、AND/OR/EXCEPT/NEAR(指定の語句が10文字以内に近接して存在するものを検索)といった検索演算子を使った検索も行える。検索時に「クイック」「標準」「詳細」「カスタム」の4段階の検索レベルを設定することで、検索エンジンごとの最高結果数や、合計結果数を指定することもできる。つまり、ユーザ側で検索エンジンを使い分ける必要もなければ、検索エンジンごとに異なる書式も気にすることなく、すべてが同じ操作で一度にまとめて利用できるというわけだ。
便利なのが、専用ブラウザを使った検索結果の表示だ。重複する結果が自動的に削除されるのに加え、キーワードのハイライト表示や、表示順の並べ替えが可能で、非常に見やすい。検索結果をダウンロードしておけば、オフライン時にもオンラインと同じように結果を閲覧できるほか、頻繁に検索するキーワードを設定しておけば、スケジュールに基づいて、自動的に検索を実行することもできる。検索結果はHTML、プレーンテキスト、XMLなどでエクスポートすることが可能だ。
フリーソフトとして使える「Copernics2001」では、管理できるカテゴリは4種類までだが、シェアウェアの「Copernic2001Plus」( インターネット&通信4位、週間総合 16位、3,980円)では、66のカテゴリで420あまりの検索エンジンへのアクセスが可能となっている。