メールチェックをしながら花を育てられるというユニークなソフト。デスクトップに常駐したかわいらしいマスコットがメールの着信を知らせてくれる。受信メール数に応じて、デスクトップ上の「植木鉢」の花が育つ。「花水木」は、かわいらしいマスコット「花の妖精ラピー」が指定のメールサーバをチェックし、着信メールがあると、吹き出しと音で知らせてくれるメールチェッカ。ラピーは通常、デスクトップ上を歩いたり、飛び回ったり、居眠りしたりするが、指定間隔での自動またはユーザによる手動のチェックで、サーバに届いた新着メールをチェックする。
自動チェックの間隔は5分おき/10分おき/しない、など、計10種類から選択できる。着信メールの一覧表示、新着メールがない場合も報告する、ラピーを1ヵ所に固定する、などの設定も可能だ。マルチアカウントにも対応しているので、複数のメールアドレスを使い分けている人もまとめてメールチェックを行える。ダイヤルアップ接続の場合は、指定アカウントのメールをチェック後に接続を切断できる。
「花水木」のユニークな点は、メールチェックと同時に、ソフト名の由来にもなっている「花を育てる」過程を楽しめること。着信メールの内容が「水」となって、植木鉢の植物を育てることができるのだ。
具体的には、「花水木」本体とは別に用意されている「植木鉢」をデスクトップに置くと、メール着信のたびにラピーが植木鉢に水をやってくれる。これによって植木鉢に芽が出て、やがて次第に花が生長していく。花の育ち具合は、受信したメールの内容に応じて変化する。ひとつの植木鉢からは4種類の中からひとつの花が咲き、植木鉢も複数種類が用意されているため、一度、花を咲かせてしまっても、何度でも楽しむことができるようになっている。植木鉢からどの花が咲くかは、ある程度生長してからではないとわからないため、この点でもワクワクしながら待つ楽しみがある。
満開まで育てた花の写真と説明文を見ることができる「花図鑑」も追加ソフトとして用意されている。花を育てるのに必要な「植木鉢」と「養分」、および「花図鑑」は作者のホームページからダウンロードできる。