登場人物たちの群像ドラマが展開される、長大なストーリーのファンタジーRPG。シリアスなメインストーリー以外に、イベントがいくつも用意されており、長時間飽きずにプレイすることができる。また、キャラ強化やアイテム購入にも独自のシステムが採用されているのも特徴だ。「STARDUST BLUE」の舞台は、四つの国に分かれた剣と魔法の世界。その国の一つ、神聖イシュタリア帝国による各国への侵略によって、残る三国はレスレナ同盟という協力体制を作ることになる。プレイヤーは、レスカナ同盟の義勇軍として結成された組織「リヴァイバー」のパーティを操作して、国家間を渡り歩き、イシュタリア帝国と戦っていく。
ゲームの進行は、マップを移動し、モンスターを倒して経験値と金を稼ぎ、各地で発生するイベントをクリアするという、RPGとしては一般的なもの。快適なプレイのためのシステムとして、現在の行動目的を確認する「プロファイルスフィア」、戦闘中に敵の能力や特性を調べる「ディテクトスフィア」、それまで登場したキャラのデータを閲覧する「ディクショナリー」などが用意されている。また、画面右下には世界全体と町の位置が記されたワールドマップが常に表示される。
魔法などの特殊技能を「アビリティショップ」で手ほどきを受けて習得したり、「キャラクターカスタマイズシステム」で各キャラの希望する能力を強化したりできる点が、ゲームシステム上の大きな特徴。さらに、通常のアイテムショップ以外に、格安セット販売専門や、持っているアイテムの効果を拡張する「アイテムエクステンド」サービスのある店などが設定されているのもユニークだ。
謎解きと戦闘のバランスもよく、ストーリーをじっくり堪能することができる。一方、シリアスなだけではない、「ジャンとメリルの小さな世界見聞録」や「キッチンニューセンチュリーの前衛料理」といったお遊びのイベントもいろいろと用意されている。