スプライトアニメーションなどの機能を備えた高機能なドットエディタ。操作パレットの使い勝手がよく、ゲームキャラやアイコンなどを楽に作成することができる。「DotShot」は、高機能でありながら使いやすいインタフェースが特徴のドットエディタ。アイコンやゲームキャラなど、細かいドット単位の画像編集に便利な機能が搭載されている。
操作画面は、画像編集を行うメインの「グラフィック編集ウィンドウ」のほか、メニュー項目のショートカットを並べた「ツールバーパレット」、ドット編集のツールを集めた「ツールパレット」、さらに「カラーパレット」、現在開かれているグラフィック編集ウィンドウの一覧などを表示する「リストウィンドウ」などから構成される。グラフィック編集ウィンドウで特徴的なのは、ウィンドウ上に配置された「カスタムパレット」。よく使う色を最大8色まで登録しておけるもので、マウスクリックまたはショートカットキーで描画色をワンタッチで切り替えられる。カスタムパレットのほかにも、編集画面の拡大・縮小、グリッドの表示・非表示のボタンが配置されており、いずれもすばやく切り替えることが可能だ。
カラーパレットでは、カラーコピー/カラー交換、透明色指定、グラデーション作成が行える。8ビット/4ビットパレットでは、複数のパレットを切り替えながら使用することができる。
ゲーム作成に便利なスプライトアニメーションやマップ作成、さらにはレイヤといった高度な機能を備えているのも大きな特徴のひとつ。作成したアニメーションはQuickTimeムービーで保存することも可能。レイヤは、背景を含めて最大9層のまでのレイヤを使用することができる。
対応する画像形式は、独自のDOTS形式のほか、PICT、BMP、TIM(PlayStationの標準2D画像形式)などをサポート。TIMファイルでは、VRAMアドレスの配置を画面イメージで確認しながら編集することも可能となっている。また、QuickTime 3以降がインストールされていれば、QuickTimeが対応する静止画像の読み書きも行える。