フォルダ内容を一覧できる多分割のファイルリスト表示が印象的なファイラ。基本的なファイル操作機能のほかに、一括リネームや属性変更、ランチャ、FTPクライアントなど、多彩な機能を持つ。「aFiler」は、Mac OS XのFinder(ブラウザ)のような雰囲気の画面デザインが特徴のファイラ。階層に応じて最大10分割(初期設定では4分割)までのカラム表示が可能で、深い位置にあるフォルダの内容も簡単に確認することができる。ホームポジションや最大10個までを登録できるブックマーク機能があり、目的のファイル/フォルダにワンタッチでアクセスすることが可能になっている。リストの表示形式は通常のテキスト形式のほかに、画像のサムネイル形式も選択できる。また、テキスト、BMP/JPEG/GIF/ICO/CURなどの画像、AVI、HTMLは外部アプリケーションを使うことなく、「aFiler」の内蔵ビューアで内容を参照することができる。
基本的なファイル操作は、ドラッグ&ドロップを中心としたマウス操作で行える。ファイル選択の方法に2種類あり、マウスクリックによる通常操作モードのほかに、マウスポインタを移動するだけで表示項目が切り替わっていくマウス検索モードを選択することもできる。
ファイルの移動やコピーでは「仮想フォルダ」(一時保存フォルダ)を利用することで、画面に表示しきれない階層への移動やコピーも容易に行える。二重起動が可能なため、複数画面を使ってファイル操作を行うことも可能だ。
ショートカットの作成、ファイル/フォルダの複製、属性変更、一括リネームも簡単に行える。例えば一括リネームであれば、選択フォルダ内の指定拡張子のみを対象に、連番付きの一括リネームを行うこともできる。
選択フォルダやファイルの情報表示機能も充実しており、フォルダなら容量表示はもちろん、フォルダ内に存在するファイルとフォルダの合計数などを表示してくれる。
そのほかにも、ドラッグ&ドロップで簡単に登録できるランチャ機能、CD-ROMなどのリムーバブルメディアの情報を仮想的に保持できる仮想ドライブ機能、ホームページのアップロードなどに使用できるFTPクライアント機能など、搭載された機能は盛りだくさんだ。