「省メモリ設計+自動最適化+超小型」がコンセプトの、物理メモリフラグメント(断片化)解消ツール。タスクトレイに常駐して現在のメモリ状況をコンパクトに表示し、物理メモリの使用量が指定値に達すると自動的に最適化を行う。
「ノートパソコンでの使用を前提に設計した」というこのソフトは、実行ファイルがわずか144KBとコンパクト。実行時のメモリ消費量も常駐タイプの同種ソフトに比べると小さいのが特徴だ。
ユーザが設定できるのは、システムの状態を監視する時間の間隔と、メモリ最適化の割合、動作モードなど。監視時間の間隔はミリ秒単位で設定ができる。また、動作モードでは、1%ずつメモリを処理する詳細モードと、10%ずつ処理する高速モードの2種類が用意されている。設定の際には一度Windowsを再起動して、プログラム実行後表示される使用メモリをもとに、メモリ最適化割合を決めるとよいだろう。設定の目安は、アーカイブに同梱されるテキストファイルに詳細な説明がある。
必要に応じて、最適化時の進捗ダイアログや、現在のメモリ状況を常時表示する情報画面の表示/非表示の切り替えも可能だ。タスクトレイアイコンにポインタを合わせるとチップヘルプで使用メモリ割合と物理メモリ量を表示する機能があるので、画面の狭いノートパソコンなどでは常時表示をせずに利用することができる。タスクトレイアイコンをクリックしていつでもメモリの最適化を実行する設定も可能だ。