電光掲示板のように文字をドット表示させるソフト。文字のスクロール、点滅、反転など、さまざまな方法で表示させられる。パソコンの時計と連動させ、時間経過によって表示を変えることもできる。「LED Board」は、自由なレイアウトで電光掲示板風の文字表示を楽しめるデスクトップアクセサリ。電光掲示板の作成は、(1)「画面設計」で表示画面のレイアウトを決め、(2)「データ入力」で、表示するデータを入力し、(3)「環境設定」で、実際の表示方法の詳細を設定する、という手順で行える。
画面設計では、表示画面のサイズに加え、「背景」と「項目」の領域をレイアウトできる。「背景」は固定の情報(駅の案内表示でいえば、番線や方面などの情報)などを表示する場所、「項目」は移り変わる情報(駅の案内表示でいえば、発車時刻や終着駅など)を表示する場所で、いずれも好みの位置/大きさで配置できる。フォント/文字色などを設定できるほか、「項目」内で表示する文字情報についてはスクロール速度や文字の反転、点滅の設定もできる。
データ入力では「項目」にデータ(文字)を入力し、フォントや色、さらには文字間隔やズーム(長体/平体)、枠内の位置など、詳細な文字スタイルを指定する。これらのスタイルは「項目」ごとに設定できるため、表示するデータごとに違うスタイルにすることができる。
環境設定では、スクロール速度、スクロール移動数(一度に何ピクセル移動させるか)、点滅開始時刻、点滅の長さ、サウンドのON/OFFなど、詳細な設定が行える。
色は、カラーチャートから自由に選択して設定できるが、LEDの基本色(LED赤、LED緑、LED橙)があらかじめ登録されており、これを利用すれば、簡単にリアルな感じの電光掲示板が作れる。
時刻によって表示内容を変える機能が用意されている。パソコンの内蔵時計と連動できるのはもちろん、仮想時刻を設定し、これと連動させることもできる。
作成した電光掲示板をファイルに保存する際には、設定を変えることができる「設計ファイル」と表示専用の「表示ファイル」の2種類の方法から選択でき、マシンスペックなどによって使い分けられる。