アプリケーションのワンタッチ起動、テキストエディタやワープロソフトの編集機能補助などで、Windows上の操作を大幅に効率化してくれるキーボードマクロユーティリティ。簡単な設定で利用できる。「Hot Keyboard」は、特定のキーの組み合わせ(ホットキー)に対して、さまざまな動作やコマンドを割り付けることのできるキーボードマクロユーティリティ。「Hot Keyboard」のマクロに登録することにより、数段階の手順を必要とする手間のかかる操作を1回のキー操作ですばやく行えるようになる。
「Hot Keyboard」では、マクロに登録できる動作を「アクション」と呼ぶ。アクションには「プログラム実行」「ウィンドウ操作」「フォルダを開く」「テキスト貼付け」「テキスト自動置換」「ウェブブラウザ起動」「シャットダウン」など、多彩なメニューが用意され、ダイアログから登録できる。エクスプローラなどで登録したいアイテムを右クリックし、コンテキストメニューから「Hot Keyboardで取り扱う」を使って、必要な情報をダイアログに取り込めるので、登録は簡単だ。
アクションにはパラメータも登録できるので、例えばブラウザを起動させる場合も指定のページを開くように設定できる。複数のアクションをひとつのホットキーに登録することも可能で、この場合は1回のキー操作で複数のマクロが同時実行される。さらに、あらかじめ用意されたアクションから選択して登録するだけでなく、ユーザの行ったキーボード操作を記録し、再生することもできる。すでに他のアプリケーションが使用しているホットキーを横取りする機能もある。
マクロは、ホットキーの押下によって常に実行できるのはもちろん、アクティブウィンドウのタイトルに「指定した文字を含むとき」または「指定した文字を含まないとき」という条件を設定して、条件を満たした場合のみ実行させることも可能だ。
スケジューラ機能を内蔵しており、設定時刻にマクロを自動実行することもできる。1回だけの実行だけでなく、毎日/毎週/毎月といった繰り返しの設定も可能で、開始/終了のタイミングも細かくコントロールできる(cron形式での設定も可能)。
通常のアクションとは別に「リマインダ」という特別なアクションが用意されており、設定時刻にメッセージを表示して、やるべきことを「お知らせ」してくれる機能もある。
マクロサーバを利用すれば、ネットワークを介してグループでマクロを共有して使える。