モノクロ(2色)からフルカラーまでのアイコンを編集・作成できる高機能アイコンエディタ。「IconEzy」は、わかりやすいシンプルなインタフェースに、アイコン編集のためのさまざまな便利な機能を備えたアイコンエディタだ。メイン画面には、プレビューウィンドウ、位置調整ボタン、16色カラーパレット、グラデーションパレット、編集エリアが見やすくまとまっている。グリッドや、透明部分のドット表示などの補助機能も充実。MDI形式で、同時に複数のアイコンを編集できる。
サポートするアイコンのサイズは16×16/32×32/48×48の3種類。この3サイズに対してそれぞれ2色/16色/256色/1,677万色のアイコンを作成できる。既存アイコン(ICO)ファイルやBMPファイルを読み込めるほか、デスクトップ画像の好みの場所をワンタッチで取り込み、アイコンにすることも可能だ。
1本のアイコンファイルに対しては、最大10種類のデバイスイメージ(サイズと色の組み合わせ)を持たせることができる。元になるイメージがひとつあれば、現在編集中のファイルにデバイスイメージを追加して画像をコピー&ペーストすることにより、他のデバイスイメージへの変換も簡単に行える。もちろんデバイスイメージごとに異なる画像にすることもできる。
編集機能では点・線描画のほか、円・四角形の描画、塗りつぶし、任意の色でのグラデーション処理が可能だ。また、編集対象の上下左右移動、拡大/縮小、カラーバランス調整、カラーレベル調整、明るさ/コントラスト調整、回転、フォーカス(ぼかし)といったフォトレタッチソフト風の機能もある。色の置き換えや透明色の設定もマウスクリックだけで簡単に行える。
そのほかユニークな機能として「合成」「フォーカス」がある。合成は2個のアイコンを1個に合成するもの。プレビュー画面で確認しながら、合成の度合いをスライダーで変更することができる。アイコンをうまく組み合わせれば、おもしろい効果が得られる。フォーカスは、ピントがズレたような効果が得られるもの。拡大/縮小で画像のサイズが変更されたときに最適な効果だ。
作成したイメージは、ICOファイルのほか、BMPファイルに出力することも可能。