ホームページに掲載する日記形式HTMLファイルを、簡単な操作で出力できるWeb日記作成支援ソフト。HTMLに関する知識がなくても、毎日の内容を入力するだけで、見栄えのよい日記形式のWebページを作ることができる。「iDiary」は、機能別にタブで分類されたシートを使って、日記用のHTMLを作成するためのソフト。特に難しい設定は必要なく、美しいWebページを簡単に作れるのが特徴だ。使い方は非常に簡単。日記帳ファイルを開き、カレンダーから日記を入力したい日を選択。あとは日記のタイトルと内容をシートに入力すれば、1日分の基本的な作業は終了する。入力が終了した時点で[作成]ボタンをクリックすれば、HTMLファイルが出力される。出力と同時に自動的にブラウザが起動し、出力結果をその場で確認することができる。
入力が終了した日については、カレンダー上で日付の色が変化するので、入力済み/未入力はひと目で確認できる。(日記という観点からすればあまり勧められたことではないのだろうが)入力済みの日であっても、もう一度その日付をクリックすれば、内容の修正は行える。
日記本文には、好みでタグを挿入することも可能だ。タグは日記記入用のシートに直接入力することもできるが、代表的なタグについては、やはりボタンクリックだけで挿入できるようになっている。パラメータが要求されるタグもダイアログボックスから入力できるので、わかりやすい。さらに、天気を記録するためのGIF画像が用意されており、これも日記記入用のシートからボタンクリックだけでWebページに追加できる。
標準の状態では、作成されるWebページは左右にフレーム分割されており、左側にはカレンダー、右側には日記の本文が表示されるようになっている。カレンダーから見たい日付をクリックすると、右側のフレームに日付に対応した日記が表示される。設定によって、フレームは上下分割にも変更でき、さらにカレンダーを非表示にすることも可能だ。作成されるWebページの配色などもかなり自由に設定することできる。日記は、Webページ上では最近の日付が上側に表示される月次逆順、若い日付が上側になる月次正順、1日ごとに独立した表示となる日次表示の3パターンから選択して出力できる。
iモードなどのモバイル機器向けのHTMLファイルを作成する機能も用意されている。