マルチファイル編集対応、キーワードの強調表示などの機能を備えたテキストエディタ。Pascal風の強力なスクリプト言語を用いたマクロ機能が特徴だ。MDI方式を採用した編集画面で、同時にオープンできるファイル数、編集可能なファイルサイズともに制限はない。鍋エディタは、高速・軽量を維持しながら、テキストエディタに要求される基本機能を押さえ、さらに便利な機能を追加したといった印象のエディタ。拡張子別強調表示機能では、HTML/C&C++/Pascal/BASIC/Perl/Javaファイルを拡張子で自動判別し、あらかじめ登録されたキーワードを強調表示する。全角/半角/記号/URLなどの文字または語の種別によって色分け表示を行うことも可能だ。文章の編集やテキストアートの編集に便利なフリーカーソル機能や矩形編集機能も備えており、署名や日付/時刻の挿入機能はメール編集などに便利だ。ひとつのテキストファイルの2ヵ所を同時に参照することができる、画面の上下分割機能もある。
Webブラウザも内蔵しており、HTML編集時には現在編集中のファイルを保存することなく、ブラウザでプレビューすることが可能だ。もちろん通常のWebブラウザとして利用することもできる。
最大の特徴はマクロ機能だ。独自仕様ではあるが、Pascalライクなスクリプト言語が利用でき、きわめて強力。作成されたマクロは、最大7個までの範囲で呼び出しアイコンをツールバー上に配置することができ、あたかもエディタの機能が強化されたかのように、簡単に呼び出せる。