統合アーカイバプロジェクト仕様のDLLファイルを使用して、アーカイブファイルの作成・展開(解凍)・管理を行える圧縮・展開ソフト。アーカイブ内のファイルを一覧表示して圧縮・展開を行うオーソドックスな操作スタイルを基本とするが、デスクトップのショートカットアイコンへアーカイブファイルをドラッグ&ドロップして起動することもできる。さらに、オプションで「シェル(エクスプローラ)拡張機能」を使うように設定すれば、エクスプローラのコンテキストメニューからアーカイブファイルを開いたり、「送る」メニューで圧縮することも可能だ。LhaMiでは、圧縮・展開先はフォルダツリーから選択するのが基本だが、オプション設定では、デフォルトの展開先として「前回解凍したフォルダ」「書庫ファイルがあるフォルダ」「デスクトップ」のいずれかを選択でき、さらにツールバーの圧縮ボタンや展開ボタンでもこれらを切り替えられる。また、展開用オプションをツールバーあるいはフォルダ指定用ダイアログボックスで変更できるため、同名ファイルの上書きやフォルダ作成などの設定切り替えも簡単だ。
対応する圧縮形式はLZH/ZIP/CABの3種類で、例えばLHA形式では無圧縮のlh0からlh1/lh5/lh6/lh7といったように、圧縮オプションも細かく指定できる。
アーカイブ内のファイルは、ダブルクリックすると関連付けされたソフトで内容を表示することができ、特に画像のプレビューでは、Susie Plug-inを使ってさまざまな形式の画像を表示できる。また、アーカイブファイルに含まれるSetup.exeやInstall.exeを判別してLhaMi上から直接インストールを行える機能がある。
エクスプローラからのドラッグ&ドロップで既存のアーカイブファイルにファイルを追加したり、同じくエクスプローラとの間のコピー&ペーストでファイルの追加や展開が行える。自己展開型アーカイブの作成も可能で、「SFX Wizard」機能を使えば、展開時に表示するメッセージやインストール先フォルダなどを対話形式で設定することが可能だ。
ツールバーの表示やショートカットキーの割り当てをカスタマイズできるほか、関連付けられたファイルを開くときに、LhaMiのウィンドウを開くかフォルダ選択ダイアログまで表示してすぐに展開できる状態にするかを選べるなど、細かな指定が可能。そのほかにも、ファイルの圧縮時にフォルダごとまとめて登録できるLhaMi独自のダイアログボックスや、ショートカットファイルを指定したときに、リンク先の実体を参照するオプションなども用意されている。