タスクバーのクイック起動、Internet Explorerのリンクバーなど、さまざまな場所からメニューを呼び出してアイテムを開ける非常駐型のポップアップランチャ。常駐型のランチャと異なり、メモリやリソースを消費せず、WYLauncher自体の起動や終了を気にする必要もないのが特徴。ホットキーでアイテムを開くことも可能だ。WYLauncherは、(1)指定の場所にWYLauncherアイコンを作成し、(2)アイコンのクリックによってメニューをポップアップして、(3)アイテムを開けるランチャソフト。WYLauncherがアイコンを作成できる場所は、
- タスクバー上のクイック起動
- Internet Explorerのリンクバー
- デスクトップ
- スタートメニュー
の4ヵ所だ。WYLauncherアイコンから呼び出せるメニューの定義ファイルはテキストファイルであり、設定ダイアログボックスからテキストファイルを選択することで、メニューを設定する仕組みになっている。メニュー用のテキストファイルさえあれば、ひとつの場所に複数のWYLauncherアイコンを登録することも可能で、用途によって複数のランチャを配置して使い分けるといったこともできる。配布アーカイブには、あらかじめApplication.txt/ControlPanel.txt/Folder.txt/Internet.txtなど、8本のメニュー用テキストファイルが含まれており、好みの場所にアイコンを作成してすぐに使いはじめられる。オリジナルメニューの作成も書式に従ってテキストを記述すればよく、難しくはない。アイコンの作成場所がスタートメニューまたはデスクトップの場合は、ホットキーを設定して、キー操作からメニューを開くこともできる。
表示するアイコンは、ファイルとインデックスを指定することで自由に選べるほか、メニューに表示されるアイコンを大きなサイズに変更したり、アイコンのみの表示(文字を表示しない)にするオプションや、WYLauncherで作成したアイコンや関連ファイルを一括削除する機能などもある。
なお、WYLauncherにはBasic/Proの2種類のモードがあり、Basic版はフリーソフトとして使用することができる。シェアウェア登録するとPro版となり、メニューの階層化や表示のカスタマイズ機能、マウス操作によるメニューのカスタマイズ機能などが使用できるようになる。