Palm OS搭載PDAやザウルスといった外部機器とのデータ連携や、ネットワークによるデータ共有などの拡張機能をモジュール化し、利用目的に応じた機能追加が行えるPIM(個人情報管理)ソフト。
ソフトの核となる基本機能モジュールには「スケジュール管理」「To-Do管理」「メモ帳管理」「住所録管理」など、PIMソフトとして標準的な機能を搭載。ビジュアルによる表現力が高いのが特徴で、知りたい情報を“すばやく”“ひと目で”確認できるよう工夫されている。本体とは別にデスクトップアクセサリが付属し、データ登録の必要のないちょっとした作業の確認をするのに役立つ。
DIM@2000のスケジュール管理は、スケジュールの入力や管理を「1日単位」「週単位」「月単位」「年単位」の4種類の方法から自由に行えるのが特徴。各単位ごとに専用の画面が用意され、時間単位のスケジュールでも、数ヵ月にもわたる長期のスケジュールでも、簡単な操作で登録/確認することが可能だ。登録したスケジュールはわかりやすく表示され、日時が重なったような入り組んだスケジュールでもひと目で確認できる。
住所録は、住所や電話番号、生年月日、血液型、相手家族の情報などのほか、年賀状/暑中見舞いといった挨拶状の送付履歴の管理、さらには画像の貼り付けも可能で、多くの情報を管理できる。登録メールアドレスへのメール送信や、登録電話番号へのダイヤル発信をワンタッチで行う機能も備える。また、地図ソフト「MapFan」がインストールされていればMapFanで、インストールされていなければ「MapFan Web」をブラウザで呼び出し、住所の周辺地図を表示することも可能だ。
To-Do管理は、登録データを一覧形式でリストとして確認したり、表形式でガントチャートとして確認することができる。宛名印刷は官製ハガキ、年賀ハガキ、かもめーるなど、さまざまな形式のハガキ印刷に対応するほか、10種類以上の形式の封筒、タックシール、宅急便フォームなどにも対応する。
本体とは別に「アラーム&デスクメモ」というデスクトップアクセサリが付属する。世界時計、簡易アラーム、ストップウォッチ、デスクメモ(付箋紙)といった機能を備え、メモを作成して、デスクトップに付箋として貼り付けておくといった作業が手軽に行える。
Palm OS/Windows CE搭載PDA、ザウルス、携帯電話など、外部モバイル機器とのデータシンクロ/編集機能や、ネットワークでデータを共有するための機能が拡張モジュールとして個別に用意されている。ユーザは利用目的に応じて、基本機能モジュールに必要なモジュールだけを追加して使えるようになっている。