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ベクターソフトニュース - 2000.12.13
お受験戦争〜試用版〜 お受験戦争〜試用版〜 Ver.0.93
小テストの成績でレベルアップし、次第に高いステップへと進んでゆくRPG風英語学習ソフト
Windows 98/95 フリーソフト
「お受験戦争〜試用版〜」の動作画面
■教室での授業のような講義の場面。講義はわかりやすくスムーズに進行する

RPGをうまくミックスしたユニークな英語学習ソフト。プレイヤーは、英文法の基本知識と例文の講義を受けて小テストに挑戦。その成績によってアイテムを獲得し、レベルアップを図ってゆく。その後の戦闘でモンスターを倒せばその講義はクリアとなり、次の講義へ進めるという設定だ。「RPG風味」と「実際のRPG的戦闘シーン」を採り入れ、楽しみながら学習できるのが特徴。

「お受験戦争」の対象英語学習レベルは、高校受験を控えた中学2・3年生程度。学習する項目は、第1講「be動詞」、第2講「一般動詞(現在)」、第3講「一般動詞(過去)」、第4講「進行形」など、全15講のステップからなる(試用版では第6講までを学ぶことができる)。各講では、基礎知識のおさらいや例文の解説が先生の講義形式で進行する。教室での講義をシミュレートしているので、親しみやすくわかりやすい。

講義が終わると、その講義内容についての小テストが出題される。この小テストを正答することによってプレイヤーの「レベル」が上がってゆく。レベルの主な要素は、HP(ライフの値)、MP、経験値、知力、攻撃力、防御力、すばやさなど。また、小テストで正解した問題に応じて、敵を一度に攻撃する「消しゴム爆弾」、ライフが回復する「キュアポーション」、ライフが大幅に回復する「ミドルポーション」などのアイテムが手に入る。

小テスト後は、場面が教室からRPG式の戦闘シーンになり、各講の敵キャラとのバトルが始まる。小テストで手に入れたアイテムをうまく利用し、「戦う」「魔法」「アイテム」「逃げる」「自動戦闘」のアクションで敵と戦う。敵を倒せば次の講義に進めるが、戦闘に負けてしまうとゲームオーバーだ。RPGと同様に、セーブをしておけば何度もアタックできるので、繰り返し段階を踏んだ学習ができる。

reviewer's EYE RPGツクール95」で作られた学習ソフト。英語のレベル的には「中学英語の復習」という感じだが、数行ずつ分けて画面に表示される各講義の説明には、文型のチャートや活用の一覧表などもあって見やすい。全体として、文法用語やつまずきやすいポイントなどに絞って解説がよくまとめられており、文章もやさしいから、中学生はもちろん、英語からしばらく離れている大人が「復習」の意味でチャレンジしてみるのにも向いているかもしれない。

小テストで出題される問題は、いずれも「講義」のときに使われた例文。解答は選択式になっているので、やさしすぎる気がしないでもないが、作者の勧める通り、選択肢を見ないで解答すれば勉強になるはず。

ゲームらしく講義の場面でもBGMがかかっているし、説明も会話調になっているので、ただ教科書や参考書を読むよりなじみやすいかもしれない。説明の分量と質に加えて、こうした配慮によって、画面に向かっての独学でも単調に終わらないように工夫されている。また、ゲームの保存や読み出しもできるので、途中でやめた場合も、あとで中断したところから再スタートできる。

一方、小テストが全問正解でも手に入れたレベルとアイテムで敵を倒せなければ、次の講義に進めないようになっている。このあたりは、ゲームチャレンジの要素を色濃く残している感じだ。三度の飯よりゲームが好きというような、ゲーム人間には戦闘もやさしすぎるかもしれないが、遊びの感覚が加わっているのは、いい息抜きにもなるだろう。

なお、近日中に公開が予定されているシェアウェア版では、第7講から第15講までの講義のほか、「学校では教えてくれないちょっとしたコツ」や発音や長文読解のテクニックなども収録されるとのこと。
(坂下 凡平)


スクリーンショット》 講義の前には、先生からさまざまなアドバイスがある
スクリーンショット》 チャートを使った文型の解説もある。要点がまとまっており、わかりやすい
スクリーンショット》 小テストは主に選択式の穴埋め問題。正解すればレベルアップやアイテムの入手といったごほうびがある
スクリーンショット》 戦闘シーン。敵キャラは各講ごとに異なる。背景には英文が……
スクリーンショット》 戦闘では、小テストでゲットしたアイテムが使える


【作 者】 マサヒコ さん
【動作に必要なソフト】 DirectX 3または5
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

英語の基礎はとても大切です。土台がしっかりしていないと、ある程度は伸びますがさらなる飛躍は望めません。そこで、楽しく英語の基礎を学べるものはないか探してみたところ、満足のいくものが見つからなかったので、自分で作ることにしました。

このソフトウェアのウリは、短時間で中学英語の全体を見渡すことができるところにあります。そして、ただの答え合わせではなく、なぜ、その答えが導き出されたのかを丁寧に解説していきます。さらに、ゲーム要素を取り入れたことにより、やる気のカンフル剤になるのではないかと思います。

■開発中に苦労した点

やはり、英語学習ソフトということなので間違いを教えるわけにはいきません。今まで己の培ってきた知識やテクニックが本当に正しいものなのかどうか確認しながらの作業は大変なものでした。膨大な資料の上に成り立っている本ソフトウェアはかなり信頼性の高いものに仕上がっていると自負しています。

■ユーザにお勧めする使い方

[1] 講義を一度聞いただけでは、まず、すべてを理解することは不可能でしょう。問題を見るとすぐに解き方・考え方が頭に浮かぶようになるまで何度も繰り返し講義を聞いてください。わからないところはメモを取るようにするとなおよいです。

[2] ツールの仕様上、すべての問題は選択式となっていますので、できるだけ選択肢を見ないで解答するようにしてください。そうしないと本当の力は身につきません。

■今後のバージョンアップ予定

差分版を年内完成、2001年1月初旬公開を目指し創意製作中ですので、お楽しみに。
(マサヒコ)
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