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ベクターソフトニュース - 2000.11.18
ふ〜ばく!! -風船爆弾の威力を見よ!!- ふ〜ばく!! -風船爆弾の威力を見よ!!- Ver.1.03
風船型兵器で敵を倒す、ユニークな操作感覚の爆弾投下型シューティングゲーム
Windows 98/95 フリーソフト
「ふ〜ばく!! -風船爆弾の威力を見よ!!-」の動作画面
■中央の赤い風船が自機。山のような形の要塞がターゲットだ

常に降下することが前提の風船型兵器をうまくコントロールし、爆撃で敵を倒してゆく爆弾投下型のシューティングゲーム。戦闘機などと異なるユニークな操縦感覚、画面を何段もぶち抜く超巨大なボスキャラなど、通常のシューティングゲームとはひと味もふた味も違う、オリジナリティにあふれたゲームだ。

ふ〜ばく!! では、通常のシューティングゲームのような戦闘機ではなく、風船(もしくは気球)のような形をした兵器を操縦して敵と戦う。この兵器は見かけのわりにはあまり浮力が強くなく、ほうっておくとどんどんと落下してしまうため、メインノズルの噴射によって高度を維持しなくてはならない。自機の両側面に付いたサブノズルの噴射で左右の移動が行えるほか、自機を急降下させる操作も可能だ。

装備された武器は、爆弾(通常攻撃)とボンバーの2種類。爆弾は、進行方向にいくらでも投下することができ、一定時間経過するか、敵や地上物に当たると爆発する。ボンバーは、数が限られているが威力があり、周囲の敵や弾を一気に消滅させることができるといった特徴がある。

ゲームは全6ステージ。通常のシューティングゲームのように敵を撃破しながらひたすら前進を続けるのではなく、各ステージの冒頭で提示されるターゲット=敵を求めて、マップ内を縦横に動き回る。マップは広いが、ターゲットにある程度近づくと矢印の表示によって位置を指示してくれるので、テンポよくゲームを進めることができる。画面右下に表示されるナビゲータでは、より広範囲の地形や敵機、敵弾などの位置を把握できる。ステージクリアの条件は、ターゲットをすべて倒すこと。ただし、ステージによってはターゲットをクリアしたあとにボスキャラが登場することもある。

オプションでは、5段階から選択できるゲームの難易度、開始ステージ、自機の機数など、プレイヤーレベルに合わせてさまざまな設定が可能だ。

reviewer's EYE 風船(気球)を使って戦うというアイデアがユニークなシューティングゲームだ。この風船の操縦は、上昇と左右の移動がまったく別の操作なのでなかなか難しい。常に降下を続ける風船をメインノズルの噴射によって細かく上に飛び上げさせながら、やはりノズルの噴射で左右に動かすのでなめらかな移動が困難だ。おまけに風船の速度も遅いので、敵の猛攻をすり抜けようと思うとかなり手こずらされる。

攻撃手段が爆弾投下なので、敵の上に位置しないと一切攻撃できないというのもこのゲームの大きな特徴だろう。爆弾は一定時間経つと爆発してしまうので、敵のはるか上から爆撃することもできない。つまり敵を攻撃しようと思ったら、敵の近くで斜め上のポジションを維持しなくてはいけないということだ。

とにかく通常のシューティングゲームとはかなり感覚が違うため、新鮮な気持ちでプレイすることができた。画面のデザインやゲームの操作性そのものは非常によいので、操縦感覚の違いや難しさをかえって楽しく感じたほどだ。

登場する敵キャラのデザインがアニメチックで、なんとなく見覚えがあるような敵が多かったのも個人的にはうれしかった。また、通常のシューティングゲームではちょっと出ないような超巨大なボスキャラが登場するのも楽しい。

ただ、爆撃という攻撃手段のせいもあって、敵を直接見ながら攻撃するよりも、ナビゲータを利用して敵の姿が見えない状態で攻撃した方が楽なため、敵キャラをじっくりと見る機会は意外に少ない。危険を冒して敵キャラのデザインを楽しむか、安全策をとってせっかくの敵キャラを見ずに倒すか、悩むところである。
(秋山 俊)


スクリーンショット》 ステージ開始前に表示されるターゲットと倒すべき数
スクリーンショット》 敵のデザインがアニメチックで楽しい
スクリーンショット》 迷路のようなステージもある。ナビゲータでルートを見つけよう
スクリーンショット》 超巨大なボスキャラ。大きさをここで伝えられないのが残念
スクリーンショット》 オプションでは難易度などのほかにも細かな設定が可能


【作 者】 2CCP さん
【作者のホームページ】 http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/9031/
【動作に必要なソフト】 DirectX 7.0以降
【補 足】 11月17日現在の最新版はVer.1.04。Ver.1.03に対して描画関連が若干修正されている。作者のホームページからダウンロードできる
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

Visual C++を多少勉強したので、その知識を使ってゲームを作りたいと思い、DirectXを使ってのゲーム制作を開始しました。シューティングゲームを作ろうと思ったのですが、普通のシューティングだとおもしろくないかなと思い、昔のファミコンのバルーンファイトの動きを取り入れて作ってみたらどうなるか?と思って作ってみました。結局は、作っていくうちにシューティングの要素が強まってしまい、いまの形になってしまいました。

■開発中に苦労した点

ゲームプログラミングは初めてだったので、システムなどを作るのも大変だったのですが、やはり一番苦労したのはキャラのデザインとドット絵を描くことでした。制作に7ヵ月もかかったのですが、その半分以上にキャラの絵を描くのにかかってしまったわけです。あと、曲を友達に頼んだのですが、計8曲も作らせることになり、それも大変だったと思います。

■ユーザにお勧めする使い方

敵をガンガン破壊していってください。それだけのゲームです。動きに癖があるため、まずキーボードだと遊べないと思います。なので、遊ぶ際はゲームパッド等の使用をお勧めします。難易度とかの設定が適当なので、変に難しいかもしれませんが、ゲームレベルを下げればそれなりに遊べると思います。ほかにもオプションでいろいろな設定ができるようになってますから、自分にあった設定で遊んでください。

■今後のバージョンアップ予定

このゲームはこれで完成したものだと考えていますので、今後のバージョンアップの予定はありません。しかし、不具合が発見された場合は対処していきたいと思っています。
(2CCP)
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