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ベクターソフトニュース - 2000.11.11
MIView MIView Ver.2.01
スライドショウ機能も備えたマルチファイルビューア
Windows 2000/98/95/NT フリーソフト
「MIView」の動作画面
■BMPやJPEG、AVIなどのファイルもそのまま閲覧できる

画像、動画、音声、テキスト、HTML、LZH/ZIPといったアーカイブなど、1本でさまざまなファイルを閲覧することができるマルチファイルビューア。ショートカットファイルでも、その中身をチェックしてリンク元のファイルを参照できる。スライドショウによる連続表示・再生が可能で、表示リストに画像・音楽・動画ファイルが混在してもOKだ。

MIViewが初期状態で対応するファイル形式は以下の通りだ。
  • 画像:BMP/GIF/JPG/PIC/P2/Q4/PI/MAG/TIF/ICO/WMF/EMF/PNG/Windowsロゴファイル(SYS)
  • 動画:AVI/MOV/MPG
  • 音声:MID/RMI/MP3/CDA/WAV/SND
  • テキスト:TXT/DOC(Word文書を含む)/LOG/BAT/INI/RTF
  • HTML:HTM/HTML/MHT
  • Acrobat:PDF
Susie Plug-inをサポートしており、プラグインを組み込めば対応する画像形式はさらに増える。また、圧縮ファイルについても対応DLLがインストールされていれば、ファイル内を参照することが可能だ。対応する形式はLHA/ZIP/CAB/ARJ/RAR/TARで、これらのファイルをフォルダと同様に扱うことができる。LHA形式アーカイブの作成も行える。さらに、Internet Explorer 5以降がインストールされていれば、XLS/PPTなどのIEでインライン表示が可能なファイルをMiViewでもプレビューすることができる。

画面構成は表示モードによって異なる。フォルダビュー/ファイルビュー/メインビュー(プレビュー)の3ペインからなるエクスプローラライクの標準モードのほか、画像ファイルを一覧表示できるサムネイルモード、さらにファイル詳細モードの3タイプを切り替えて使用できる。いずれのモードでも、エクスプローラと同じようにファイル名/日付などでファイルのソートが行えるほか、標準モードでは、条件を指定して特定のファイル名/拡張子を持つファイルだけを表示するマスク表示を行うことも可能だ。そのほか、MIView独自のお気に入りフォルダ機能があり、ファイル操作や編集に便利に使える。

エクスプローラと同様、コンテキストメニューやドラッグ&ドロップでのファイルの移動/コピー/削除といった操作が可能で、大量のファイルをプレビューしながら整理するといった用途に最適のソフトだ。

reviewer's EYE プログラムの構造上、多少のマシンパワーが要求されるが、Celeron/500MHz以上のCPUと128MB程度のメモリを持つなら、ストレスなく使えるはずだ。ただし、動画などの巨大ファイルの場合はプレビューできるまで若干時間がかかることもある。これはCPUよりはハードディスク性能に依存する。

デフォルトの設定そのままでもかなりのもので、ハードディスクのメンテナンスには相当便利だと感じられた。わけのわからない拡張子のバイナリファイルでもとりあえず表示してくれるため、含まれる文字列からなんとなく判断できるのだ。プラグインやDLLの追加によって、さまざまな種類のファイルを閲覧できる“スーパーファイルビューア”に成長する点もいい。また、各種のファイルが混在できるスライドショウ機能もおもしろい。

プレビューウィンドウの表示方法は標準/サムネイル/ファイル詳細から選択できる。ただし、サムネイルモードはデータの読み出しに時間がかかることがあるので、大量の画像データが存在するフォルダではお勧めしない。圧縮ファイルをフォルダとして扱ったり、ドラッグ&ドロップ操作によるファイル移動ができるのは詳細モードに限られるが、コンテキストメニューによるファイル操作は全モードで可能だ。

特に、コンテキストメニューに存在する「お気に入りに送る」はナイスアイデアだと感じた。この機能は、あらかじめ登録してある「お気に入り」内に存在するフォルダに対し、選択したファイルを「送る」ことができる。例えば、C:\My Documentsをお気に入りとして登録しておくと、
  1. ファイルを選択
  2. 右クリック
  3. お気に入りに送る
  4. リストからMy Documents選択
というアクションでコピー作業ができるのである。通常の「送る」メニューもMIView内で使うことができるので、右ボタンによるファイル操作範囲が一気に広がる。
(藤田 洋史)


スクリーンショット》 ファイル詳細モードではLZHなどの圧縮ファイルがフォルダとして扱われる。アーカイブ内のファイルの閲覧が可能
スクリーンショット》 HTMLファイルも閲覧できる。メインビューはIEになる
スクリーンショット》 フォルダビュー+サムネイルでの表示も可能だ
スクリーンショット》 秀逸なコンテキストメニュー。「お気に入りに送る」はイケてる
スクリーンショット》 設定画面。ここで指定したファイルが表示対象となる


【作 者】 M&I さん
【作者のホームページ】 http://member.nifty.ne.jp/m-and-i/
【動作に必要なソフト】 Susie Plug-inUNLHA32.DLL等、IE 4.x以降または5.0以降
【補 足】 11月10日現在、作者のホームページでは、ZIPファイル閲覧時のバグなどを修正したVer.2.0.2への差分ファイルが公開されている
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

MIViewはヘルプファイルの最初にある通り、「最近のPC誌に付いてくるCD-ROM内の膨大なファイルを簡単に見たい。聞きたい」という目的で作成しました。PC誌に付いてくるCD-ROMの内容はそのサイズからいってもかなりのボリュームがあり、とにかく中身をすばやく簡単に見たいといった願望が作成の動機となっています。

■開発中に苦労した点

1年前に公開したMIViewの前バージョンでアンケートを添付したところ、かなりの反響があり、現在のバージョンが公開されるまでに開発に1年もかかってしまいました。アンケートの結果のほとんどは、現バージョンで実現できたと思っています。現在のMIViewがここまで成長できたのも、アンケートに回答してくださった皆さま、応援してくださった皆さまのおかげです。 今回のバージョンアップで特に苦労したのはサムネイル表示部分で、現在のものになるまでに二度、大幅な仕様変更をしています。そのわりには満足がいくものにはなっていないのが悲しいですね。

■ユーザにお勧めする使い方

私のお勧めは、CD-ROM内を一気に検索してスライドショウでぼんやりとながめることですね。このときマウスカーソルが停止ボタン上にあると、ここぞというときにすぐ停止できます(何をながめるのかは聞かないでくださいね)。

■今後のバージョンアップ予定

とりあえずは現在のバージョンの細かな不具合修正を行う予定です。次は不満の残るサムネイル表示でしょうか。サムネイルの表示方法については、頭の中には構想がありますので、あとは時間とやる気次第ですね。
(M&I)
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