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ベクターソフトニュース - 2000.11.01
まめFile まめFile Ver.1.07
快適なキーボード操作も行える多機能ファイル管理ソフト
Windows 2000/98/95/NT フリーソフト(寄付歓迎)
「まめFile」の動作画面
■デザインや基本的操作はエクスプローラ風だが、キーボードでの操作も意識した作り

マウスはもとより、キーボードでも快適に操作することができるファイル管理ソフト。ファイルの圧縮・展開(解凍)、画像やテキストなどの各種ビューア、ランチャなど、機能が豊富で、カスタマイズ性も高い。

まめFileは、フォルダツリー+ファイルリストから構成される、エクスプローラライクな外観を持つファイル管理ソフト。ドラッグ&ドロップなどのマウスによるファイル操作はもちろん、DOS時代のファイラを思わせる、快適なキーボード操作が行える点が大きな特徴だ。例えば、【C】:コピー、【D】:削除、【E】:エディタで開く、などのようにキーとコマンドを1対1で割り当て、選択したファイル(フォルダ)に対してダイレクトにコマンドを実行できる。

コピー/移動/削除といったファイル操作はエクスプローラと同様に行うことができるが、エクスプローラとの大きな違いは、ファイル操作時に確認ダイアログが表示される点。このダイアログではファイルの出力先の指定のほか、コピー/移動の操作の切り替えも指定できる。マウス/キーボードいずれの操作でもダイアログは表示されるが、もちろんキーボード操作時への配慮で、ファイル選択からファイル操作の実行までをキーボードだけですばやく行えるようになっている。

ファイルリストの表示方式(大きいアイコン/小さいアイコン/一覧など)、並べ替えといった機能もエクスプローラに準じており、メニュー/ツールバー/コンテキストメニューから操作できる。リスト選択方式もシングルクリックで選択・ダブルクリックで開くという方式(エクスプローラ互換方式)と、ポイントで選択・シングルクリックで開く方式(トラッキング選択方式)を切り替えて使用できる。キーボード操作に向いた機能である、ファイルリストのチェックボックス表示では、チェックされたファイルだけを操作対象とすることができる。ファイルリストでは、ワイルドカードやファイル属性を使って表示ファイルを簡単に制限することも可能だ。対応アーカイバをインストールすることにより、まめFileでファイルの圧縮・展開を行うこともできる。LHA/ZIP/CAB/TAR/ISHなどの形式をサポートする。

内蔵のビューアではテキスト、画像(BMP/DIB/GIF/JPEG)、音声(WAV)ファイルの表示/再生が行える。テキストビューア、画像ビューアはユーザが好みの外部アプリケーションを登録することもできるほか、Susie Plug-inも利用できる。そのほか、圧縮ファイルの内容の参照や展開が行える圧縮ファイルビューアも備える。

特徴的な機能としては、複数のフォルダを連番で自動作成するコマンドや、複数ファイルのタイムスタンプ/ファイル属性を一括変更する機能、ファイル情報を表示したときに、その内容をクリップボードにコピーする機能、ファイル名をクリップボードにコピーする機能などがある。そのほかにも、登録アイテムをパレット/ツールバーから簡単に起動できるクイックランチャ、登録フォルダにすばやくジャンプできるフォルダジャンプ機能など、実に多くの機能を備えている。

機能のキー割り当てをはじめ、画面表示などの環境設定、ツリーへのドラッグ&ドロップでフォルダを展開する/しないを指定できる動作設定など、全体にわたってカスタマイズ性が高く、初心者から上級者まで幅広いユーザ層に対応する。

reviewer's EYE ヘルプには「DOS時代の操作性と、Windows時代のユーザーインターフェイスを統合させた、高機能なファイル管理ソフト(ファイラー)」と謳われている。もはやDOS時代のファイラがどんなものだったか知らない人も多いと思うが、そういう人にこそ、ぜひキーボード操作で使ってみてほしい。というのも、マウスで操作しているとちょっとメニュー構成やコマンドが変わったエクスプローラぐらいにしか感じられないかもしれないからだ。その点、キーボードによるオペレーションの方が、ソフトの特徴を強く感じられるはずだ。1〜2個のファイルをコピーするといった程度ではなく、たまったファイルをフォルダごとに仕分けしていくといった作業を繰り返しているうちに、きっとまめFileのメリットがわかってくるだろう。
(福住 護)


スクリーンショット》 アイコン表示を行わない高速モードなど、表示方法も好みで選択できる
スクリーンショット》 ファイル操作時には確認用のダイアログボックスが表示される
スクリーンショット》 キーアサイン設定画面。割り当ては好みに応じてカスタマイズできる
スクリーンショット》 圧縮・展開機能では細かいオプション設定が可能だ


【作 者】 天野 晃治 さん
【作者のホームページ】 http://hp.vector.co.jp/authors/VA020799/
【補 足】 10月31日現在の最新版はVer.1.09。作者のホームページからダウンロードできる
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

このソフトの原型は、8年くらい昔の自分専用の自作ファイラまで遡ります(DOSアプリのくせにキーボード+マウスのファイラだった)。確か名作ファイラの「FD」に感動して、自分でも作ってみたい!と思ったのが、きっかけだったように思います。あと、使用していたシェアウェアに嫌気がさしたとか、フリーソフトで気に入るものがなかったとか、いろいろ葛藤があって現在の状態になっています。

■開発中に苦労した点

OSにより、動作や戻り値の異なるAPIとか、問題のあるSusie Plug-inには大変苦しみました。あと、隠しAPIやドキュメント化されていない仕様を調べるのに苦労しています(現在進行形)。

■ユーザにお勧めする使い方

キーボード操作が得意な方は、キーボードアサインを変更することでより使いやすくなると思います。この応用ですが、ランチャに割り当てているアプリケーションもキーボード割り当てできるため、ファイルのリストで選択した圧縮ファイルを【H】キーで「LHMelt」で開く、という使い方もできます。

■今後のバージョンアップ予定

見つかっている不具合の修正や高速化や新機能追加など、いままでと同様に頻繁に更新していくと思います。搭載/修正予定の積み残し項目がまだ数十個ありますし、この項目もどんどん追加されていますし……。

■お知らせ

プロバイダが売り飛ばされた関係で、ユーザサポート用のメールアドレスが今月中に変わる予定です。連絡ないけど多分……。
(天野 晃治)
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