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ベクターソフトニュース - 2000.10.21
Magicale 2001 Magicale 2001 Ver.1.1
3Dアニメーションが美しいカレンダー&メール受信ソフト
Windows 2000/98/95 シェアウェア
「Magicale 2001」の動作画面
■3Dの日付がまるで踊るように動き回る。登録されている祝日と記念日が画面下にテロップで流れる

3D表示された日付がグリグリと回転する、躍動感あふれるカレンダーソフト。休日・祝日のルール設定や、背景画像・BGMを変更することも可能で、内容・外観ともに自分好みのカレンダーを作ることができる。マルチアカウント対応の電子メール受信機能も付属する。

Magicale 2001は、カレンダーの文字がその場で回転したり、画面上を飛び回ったりする、派手な動きが楽しいカレンダーソフト。日付が3Dオブジェクトで表示されるのに加え、背景にも美しい天体関連の画像が用意されており、2ヵ月単位で自動的に入れ替わるように設定することが可能だ。背景は、あらかじめ用意されている画像以外にも、任意の画像(BMP)を使用することもできる。カレンダーの数字オブジェクトは平日、土、日、祝日、指定した記念日、当日の最大6種類で色分けできるほか、平日の色使いを「面ごとにランダム色」にする設定もある。BGMもあらかじめ用意されているMIDIのほか、外部のMIDIファイルを指定して再生させられる。

祝日や記念日などの表示は「カレンダー生成ルール」でユーザが自由に設定できるようになっている。自分だけの記念日を追加できるのはもちろん、将来、祝日が変更されることがあっても対応可能だ(ハッピーマンデーにはすでに対応済み。記念日の「その他」として、作者が選んだ「くじの日」や「将棋の日」などが設定されているのも楽しい)。なお、本来は前年の2月にならないと決定しない春分の日、秋分の日についても、データ計算によって2010年までルールに登録されている。

画面下部にはボタンが並び、表示月から前月/翌月、前年/翌年へ簡単に移動できるほか、年/月指定によって西暦100年〜9999年の任意の月を表示させることができる(これらの操作はコンテキストメニューからも行える)。

数字オブジェクトをクリックすると、当日の予定などを書き込めるメモウィンドウがポップアップする。メモはデータベースエンジンで管理され、検索機能によって指定期間内のキーワード検索が行える。検索結果からは該当するカレンダーにジャンプできる。

カレンダーソフトでありながら、受信専用電子メールクライントとしての機能も備える。マルチアカウントに対応し、1分から480分までの間で1分単位で自動受信を指定することもできるので、メールチェッカとしても機能する。受信したメールの内容は、メイン画面に繰り返し表示させることも可能だ。メールの受信に際しては、指定アドレスから送信されたメールのみを受信する/受信しないというフィルタ設定も行える。

マシンパワーの低い環境でも楽しめるよう、背景イメージを使用しない設定、数字オブジェクトポリゴンの描画品質を調整できる設定なども用意されている。

reviewer's EYE カレンダーでアニメーションという発想が、まずユニークだ。天文写真や宇宙の謎など、作者の趣味が色濃く表れているが、筆者は十分に楽しませていただいた。Windows 2000ライクなダイアログボックスのアニメーション表示など、細かい部分にまで遊び心が行き届いている。できればPentium!!!レベルのCPUと3Dアクセラレータカードがほしいところだ。

起動時に表示される「ワンポイント」は、機能や使用法の紹介、描画速度を上げるコツ、天文の豆知識や宇宙の神秘といった作者のコメントが含まれており、なかなか役に立つ。カレンダー画面のツールバーから表示させることもできる。
(坂下 凡平)


スクリーンショット》 背景画像設定。初期状態では6枚の画像が設定されているが、入れ替えや、その他の画像を選択することも可能
スクリーンショット》 3D設定画面。数字オブジェクトポリゴン品質を変更すると、かなり印象が変わってくる
スクリーンショット》 メール受信機能画面。メールチェッカとしても活用できる
スクリーンショット》 簡易スケジューラとしても使えるメモ機能。背景にオリジナル画像を使用してみたが、ここまでちょっと見づらい……


【作 者】 宮崎 嘉隆 さん
【作者のホームページ】 http://www.urban.ne.jp/home/winplus/index.html
【動作に必要なソフト】 DirectX 6.1 以降
【レジ作品番号】 SR019890
【補 足】 試用期間は30日間。試用期間中は終了時にスタッフロールが流れる
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

Magicale 2001の前作としてやはり3D風アニメーションカレンダーの「マジカレンダー」というのがありました。好評ではあったのですがフルスクリーン表示しかできないものでした。カレンダーの表示時に画面モードをフルスクリーンに切り換えてしまうため、他のソフトと協調して動作することができませんでした。そのため、ユーザさんから使い勝手に問題があるよという指摘を受けていました。

最近は高速CPUや3Dビデオカードが普及してきたため、前作のDirectDrawからDirect3Dを使用するものにあらため、さらに電子メール機能やデータベース機能を追加した新作を作ろうと思ったのが開発のきっかけです。

■開発中に苦労した点

このプログラムはVisual C++/MFCと、3D表示部分にはDirectX 6.1という開発ツールを使っています。Direct3DとC++の組み合わせで参考になるようなものはなかなかないので、C++/MFCを使ってゼロからコーディングしました。だから 3D表示がちゃんと現れるまでには結構時間がかかりました。

あと、電子メール機能ですが、はっきり言ってカレンダーに備わっている必然性はまったくないです(^^;。だから電子メール受信機能を盛り込むこと自体どうしようかと悩みました。でも、できてしまってから見てみると、変だけど意外とおもしろいかなと思っています。

■ユーザにお勧めする使い方

まず、自分の記念日(結婚記念日、誕生日とか)をデータベースに追加していきましょう。また、背景画像は自由に貼り替えることができるので、ご自分の好きなBMP画像を指定してみてください。

意外な使い方として、このカレンダーは西暦100年から9999年までをサポートしています。歴史の勉強なんかにも使えるのではないでしょうか?

■今後のバージョンアップ予定

いつも思いつきで、バージョンアップしているので特に予定はしていません。思いつきなので、ある日突然電子メールの送信もできるようになったりすることもあるかもしれません(予定していると言っているのではないので、あしからず)。
(宮崎 嘉隆)
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上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。

シェアウェアプロレジ・シェアレジ(648円(税込))
Magicale 2001 1.3 3D立体動画カレンダー (2,988K)



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