ベクターソフトニュース - 2000.10.14

	ダイエット5　Ver.5.10 簡単な操作で食生活管理を行えるダイエット支援ソフト ■Windows 98/95　■フリーソフト

	■メイン画面。食事の記録は、下の食品アイコン群から上のボックスに摂取単位をドラッグするだけでよい 簡単な操作でカロリーや各種栄養素を計算して、毎日の食生活管理を行えるダイエット支援ソフト。1回の食事で摂った食品を、豊富に用意された食品アイコンから選択してドラッグするだけでカロリー計算ができるほか、栄養チャートも作成される。 ダイエット5は、利用者の個人データから基礎代謝、適正カロリーなどを算出し、利用者が無理なくダイエットできるよう支援するソフト。「ダイエットプラン」と呼ばれるダイアログには身長、体重、性別、年齢（年代）、睡眠時間、さらに朝型/昼型/夜型の生活パターン、妊娠や授乳の有無、職種（生活強度）といった入力項目があり、これに利用者がデータを入力すると、適正カロリー、基礎代謝量、基礎代謝、標準体重が数値とグラフで表示される仕組みだ。基礎代謝以上で適正カロリーを超えない範囲の栄養摂取を継続することで、無理のないダイエットを行おうというもの。 毎日の食生活管理は、摂取した食品のアイコンを朝食・昼食・夕食のボックスにドラッグするだけでよい。食品アイコンは「乳製品」「肉類」「おやつ」「外食」などのジャンル別に分類され、パレットに登録されている。各食品には、含まれるカロリー、タンパク質、脂肪、ビタミンCなどのデータが入力されており、ドラッグされたアイコンから各食事/1日単位で摂取カロリーを算出して記録する。同時に1日単位での栄養チャートも作成され、栄養のバランスを取りながら正しいダイエットが続けられるよう配慮されている。毎日の体重も記録しておける。食品アイコンは付属のアイコンエディタで作成して新規に登録できるほか、頻繁に摂る食品やメニューを登録しておける「日常食品」パレットなども用意されている。 食品アイコンはすべて1個当たり80Kcal（キロカロリー）に設定されている（これは、糖尿病の食事療法で使われているカロリー計算の単位で、例えばその人の適正カロリーが1,600Kcalだとすると、1日の摂取量はこの単位20点分という具合に数えるのだという）。そのため、アイコンは1個単位だけでなく、3/4個、1/2個、大スプーンなどの単位でも登録できるようになっている。 さらに、摂取カロリーだけでなく、（運動）消費カロリーも記録できる。ダイエット5には「散歩」「ジョギング」「エアロビ」など、12種類の運動について単位時間当たりの消費カロリーが登録されており、利用者が運動種類と運動時間を入力すれば、消費カロリーが計算される仕組みだ。 そのほか、記録した体重の変化をグラフ化する機能、ダイエットを実行する上でいくつかの努力目標（毎日散歩をする、など）を設定し、毎日の達成度を記録してゆくスコアシートなどが装備されている。検索では、対象食材を使った登録済み食品すべてを検索することができる。 フリーソフトとして十分な機能を備えるが、シェアウェア登録をすると、さらに高度な栄養分析チャート、レシピ作成、ダイエット料理の検索などの拡張機能が追加される。 ●

	食品アイコンを選んでドラッグするだけで、毎日の食生活傾向が数値とグラフで表示されるので、非常に手軽で簡単だ。なにより多彩な食品のアイコンを見るだけでも楽しく、これなら続けられるかも……という気がしてくる。一方、カロリー計算方法などには本格的な食事療法のノウハウが導入されていて、使いこなすほどに奥の深いソフトといえそうだ。 【Ctrl】キーを押しながら朝食・昼食・夕食のボックスをクリックすると、前日と同じアイコンをそのままコピーしてくれる機能などもある。特に毎日似たような内容の食事になることの多い朝食の記録に有効だと思われるが、毎日継続してこそ有効なソフトだけに、操作性に対するこのようなさり気ない気配りは、実にありがたい。 ヘルプが充実している点も見逃せない。例えば「ダイエット目標」の項目には、「初期体重の10〜15%以内に設定すること」「目標体重に到達して2週間以上リバウンドしなかったら成功」といった基礎知識や、効果的なダイエットの仕方についての詳細な解説がある。的確にまとめられていて、初心者にもわかりやすい文章で、読むだけでダイエット知識や心構えが身につくだろう。 （坂下 凡平） 《スクリーンショット》　ダイエットプランの画面。1日に必要なカロリー/栄養素の値は、同じ身長/体重でも、生活強度によって変わってくる 《スクリーンショット》　スコアの画面。試用期間が短いためわかりにくいが、毎日の摂取カロリー、運動カロリーなどが表示される。画面の下半分がスコアシート 《スクリーンショット》　検索機能。この画面は「トマト」を使った食品の検索結果（画面は合成です） 《スクリーンショット》　運動ボタン。運動種類をクリックし、時間を入力するだけで、運動カロリーが記録される 《スクリーンショット》　アイコンエディタが付属する。未登録の食品を自作して登録できる 【作　者】 山崎 武　さん 【作者のホームページ】 http://hp.vector.co.jp/authors/VA002384/index.htm 【動作に必要なソフト】 VB 6.0ランタイム（SP3） 【レジ作品番号】 SR018325（シェアウェア登録する場合） 【補　足】 シェアウェア登録する場合は、料金は2,000円

	■ソフトを開発しようと思った動機、背景 ダイエットとは、食べ過ぎをやめて栄養のバランスをよくすることをいいます。ですから、ダイエットをすると身体の調子がよくなります。ダイエットするにはカロリー計算が必要ですが、これを自動化できれば便利だろうなと考えたのが動機です。最初はラーメンやカレー、おやつなど、200個のアイコンを作ってスタートしましたが、今では1,000個のアイコンを収録しています。おかげで、2年間で肥満を解消、糖尿病、高脂血症が正常になりました。 ■ユーザにお勧めする使い方 当ソフトは、体重グラフや栄養チャート、食事指導など、ダイエットに必要な基本機能をすべて備えています。フリーソフトで試用期限がありませんから、いつまででも無料で使えます。三日坊主の人、リバウンドを繰り返している人も、ぜひお試しください。 ■今後のバージョンアップ予定 特にありません。 （山崎 武）
	上で紹介したソフト（およびその関連ソフト）のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。 現在公開ファイルがありません

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