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ベクターソフトニュース - 2000.10.11
ちょbit 3D ちょbit 3D Ver.1.3
楽しい3Dアニメキャラが簡単にできるユニークな画像加工ソフト
Windows 98 製品:試用可
「ちょbit 3D」の動作画面
■アニメキャラ作成中の画面。ウィザード形式で操作は簡単だ

デジタルカメラやスキャナなどから取り込んだ顔写真画像をもとに3Dアニメーションキャラクタを作成するユニークな画像加工ソフト。簡単な操作でキャラを作成することが可能で、作成した画像はメールに添付して送ったり、iモードの待ち受け画面として利用したりできるなど、さまざまな楽しみ方ができる。

ちょbit 3Dは、ユーザの指定した顔写真画像を豊富に用意された動く3Dボディに貼り込んで、オリジナルアニメキャラを作成する。操作はウィザード形式になっており、誰にでも簡単に扱える。アニメキャラの作成は(1)元画像の指定、(2)顔部分のトリミング、(3)顔画像が貼り込まれる3Dボディの服と動きの選択、(4)顔の輪郭の選択、(5)髪型の選択、の順で行う。

まず、はじめに、素材となる画像ファイルを用意する。これは、免許証や学生証に使われる写真のように、顔だけが大きくはっきりと写っているものが向いている。このファイルを読み込むと、ちょbit 3Dの画面にその写真のサムネール画像が表示される。次に、画面によって指示された順番の通りに両目、鼻、口、あごの先端、左右の耳の位置を写真の中で指定する。指定するポイントは全部で7ヵ所だ。

この指定が終わると、画面の左側にはその顔を貼り付けるアニメーション画像のリストが表示される。画像リストには全部で12個のアニメーション画像が用意されており、この中から好きな画像を選択できる。このアニメ画像は12個までが1セットとなっており、「セット交換」によって他の画像セットを選ぶことも可能だ。次に顔の輪郭形状と髪型を、やはりリストの中から選択する。以上で準備作業は終了。これまで指定してきた内容をもとに、顔写真が貼り付けられたアニメ画像が自動的に作成される仕組みだ。

作成されたアニメーション画像は「コレクション」に保存できる。保存時には、画像のサイズや動きのなめらかさなど、画像の用途に合わせた保存方法が選べる。Webページ上での表示用に、背景の透明色指定も可能だ。さらにiモード携帯電話の待ち受け画面用に、80×60ピクセル、3フレームだけのアニメーションを作成することもできる。

作成画像はごく一般的なアニメーションGIFファイルとして保存されるので、そのままWebページなどで利用できるのはもちろんだが、シャープが行っている専用のインターネットサービス「パソコンdeアニメ」や「ケータイdeアニメ」でインターネット上のサーバにアップロードして楽しむこともできる。これは、ちょbit 3Dで作成した3D画像とメッセージをサーバ上に保管するサービスで、保管された画像のURLは電子メールによって指定した相手先に自動的に通知される。メールを受け取った相手は、そのURLをブラウザで開けば3D画像とメッセージを見ることができる、というものだ。

なお、貼り付ける顔画像としては、BMP/JPEG/GIF/PNGの各形式を使用できる。機能自体は単純ではあるが、さまざまな楽しみ方ができるユニークなソフトだ。

reviewer's EYE ちょbit 3Dが行ってくれる操作は、3D CGの「テクスチャマッピング」のテクニックを利用したもので、動作原理自体はそれほど目新しいものではない。例えば一般的な3Dソフトがあれば、同様の機能を実現することは決して不可能ではない。しかし、ちょbit 3Dほど手軽に、しかも誰でも使える簡単さでこのような画像を作成できる3Dソフトはまず存在しないだろう。

もちろんこのソフトでは、ある程度決まったパターンの3Dアニメーションしか作成できないため、応用範囲はそれほど広くないかもしれない。しかし、応用範囲とか実用性とか、そういった堅苦しいことを考えるのは野暮というもの。考えるよりも先に、いろいろな写真を使っておもしろいアニメーションを作成してしまう──そんな気軽な楽しみ方をしたっていいんじゃないか、という印象を与えてくれるソフトだ。
(天野 司)


スクリーンショット》 顔写真の中から、ソフトの指示に従って7ヵ所のポイントを選ぶ
スクリーンショット》 実際の作成例。これはサンプルの顔をそのまま使用したものだが、自分や友人の顔をテクスチャマッピングで貼り付けることができる
スクリーンショット》 同梱のキャラクタセットメーカーを使えば、オリジナルの「セット」も作成できる
スクリーンショット》 作成した画像はコレクションとして保存できる(画面はサンプルのもの)


【作 者】 シャープ(株) PCソフト開発チーム さん
【作者のホームページ】 http://www.spacetown.ne.jp/mebius/lib/t-bit3d/chobi.html
【動作に必要なソフト】 DirectX 6.1以降
【レジ作品番号】 SR019084
【補 足】 試用期間中は、(1)保存できない、(2)読み込める画像形式がBMP/JPEGのみ、という制限がある。試用期間は特に設けられていない。また、作者のホームページでは追加キャラクタデータをダウンロードできる(Sharp Space Townへの入会が必要)
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

最初にできたのは「3Dの顔」でした。「その顔を見ている、それだけでなんともいえない“笑い”がこみ上げてくる“フィーリング”。この気持ちをみんなで共有したい」。そうして「ちょbit 3D」が生まれました。

■開発中に苦労した点

「ユーザの方に“楽しさ(作品)”に集中してもらうため、ソフトウェアを使いこなす“苦労(インタフェース)”をできる限り減らす」というところで、開発者一同ミーティングを何度も重ねました。技術的には、顔写真を3Dのキャラクタに貼り込むときの、顔の色や髪の色とかがうまく合うように、ちょびっとお化粧していて、そのあたりに秘伝の技を使っています。

■ユーザにお勧めする使い方

まずは、いろいろなキャラに変身して遊んでください。そして次は、キャラをメールで送ったりホームページに貼ったりして、お友達や世界中の仲間と一緒に楽しんでください。新機能の「パソコンdeアニメ」用で保存すれば、容量が必ず50KB以下になりますから、ホームページに使うのにもちょうどいいでしょう。

それから、キャラの向きを変えるという、ちょbitの隠し技があります。矢印キー、シフトキー、PageUp/Downキーを使って、アングルを変えたり、ズームアップしたりできます。HELPにも書いてありますので、ぜひ試してみてみてください。「ケータイdeアニメ」でiモードに送るときは、あなたのとっておきのお顔を“どアップ”にすると、とても喜ばれるでしょう。

オフィシャルサイト「もうちょbit」(http://www.spacetown.ne.jp/mebius/lib/t-bit3d/chobi.html)からダウンロードしたり、付属の「キャラクターセットメーカー」を使って、いろいろなキャラのバリエーションが楽しめます。

■今後のバージョンアップ予定

オフィシャルサイト「もうちょbit」(http://www.spacetown.ne.jp/mebius/lib/t-bit3d/chobi.html)では、どんどん新しいキャラが仲間入りしています。ちょbit 本体の方も、あっと驚くしかけをしたいと思っていますので、ご意見、ご感想がありましたら、chobit@spacetown.ne.jp までお願いいたします。
(シャープ(株) PCソフト開発チーム)
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上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。

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