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ベクターソフトニュース - 2000.09.27
IE 便利か計画 for Win32 IE 便利か計画 for Win32 Ver.1.30
Iinternet Explorerの使い勝手を向上させる機能拡張ソフト
Windows 98/NT フリーソフト
「IE 便利か計画 for Win32」の動作画面
■IE 4以降に便利な機能を追加してくれる。表示されるメニュー項目は、クリック位置によって異なる

Internet Explorer(4.0以降)の機能を拡張して使い勝手を向上させるIE機能拡張ソフト。追加される機能はいずれもIEの右クリックメニュー(コンテキストメニュー)に登録される。機能は数多いが、四つのカテゴリーに分類されており、機能ごとにインストールする/しないを選択できる。

IE便利か計画により追加されるのは、
  • インターネット上の情報を効率よく入手する機能
  • インターネット上の無料サービスを活用する機能
  • コンピューターのリソース消費を抑える機能
  • セキュリティ対策を支援する機能
の四つのカテゴリーに分類された機能だ。

「インターネット上の情報を効率よく入手する機能」には4種類の機能がある。写真やイラストなど画像へのリンクが多数含まれるページにおいて、いちいちリンクをクリックしなくてもリンク先の画像を一覧表示する「Image Collector」機能。これはページ中の画像を一覧表示するというありがちなものではなく、そのページからリンクされた先(つまり<A HREF="画像ファイル">というタグが示すリンク先)の画像を一覧する機能だ。例えば、この記事ページの下部にある「スクリーンショット」を参照するには、普通ならリンク群を一つひとつクリックしてゆかなければいけないのだが、これを一度に見ることができるわけだ。一度に表示する枚数を設定したり、リンクの中から表示させたい画像だけを選択することも可能だ。このほかにも、指定した単語に対してgooの辞書検索機能で意味を調べる「goo's Dictionary Searcher」、オンラインソフトウェアを検索する「Online Software Searcher」、リンク先のドメイン名が変更(例えばxxxx.or.jpがxxxx.ne.jpに変更)されている場合などに、自動的に新しいドメインへ接続し直してくれる「Domain Forwarder」といった機能がある。

「インターネット上の無料サービスを活用する機能」としては、無料ディスクスペースサイトであるXdriveおよびi-drive.comに対してファイルを転送する「Xdrive Forwarder」および「i-drive Forwarder」がある。

「コンピューターのリソース消費を抑える機能」としては、リンク先のページが別ウィンドウになる場合でも、これを強制的に現在のウィンドウに表示するよう変更して呼び出すことで、新しいウィンドウが開くのを防ぐ「Window Recycler」が用意されている。この機能はリソースが少ない環境ばかりではなく、画面が狭いノートPCなどでも有効だろう。

「セキュリティ対策を支援する機能」は、フォームによってデータを送信する際、送信先および送信されるデータの内容を表示し、意図しない個人情報の送信などを防ぐもの。「Privacy Checker」という機能が用意される。

これらの機能は、IEの画面上で右クリックする位置によって、利用できる/できないが決まる。例えばフォームでの送信データの確認は[送信]ボタンを右クリックした場合に限り利用できる。これはIEの機能ではあるが、そのとき呼び出せない機能はメニューには表示されないようになっているので、コンテキストメニューが必要以上に煩雑になることもなく、わかりやすい。

インストールは、セットアッププログラムを起動し、追加したい機能にチェックを入れるだけ。アンインストールもセットアッププログラムから簡単に行える。

reviewer's EYE IE 4以降のコンテキストメニューは、ユーザがメニューアイテムを登録して簡単にIEの機能を強化することができるようになっている。そのおかげで、このIE便利か計画のようなソフトが作成できるわけだ。

IE便利か計画で注目したいのは、そのインストーラだ。IE便利か計画で追加される機能は、多岐にわたるために、すべての機能が万人に向いているわけではない。例えばXdriveやi-drive.comを使うには無料とはいえアカウントが必要だし、そもそもこうしたサイトを利用する必要性がない人も多い。だが、こんなときでも機能ごとに使う/使わないを選択できるこのインストーラならば、必要な機能だけをインストールできる。さらに、単に機能を追加するだけではなく、不要になったらすぐに機能を取り外せる点もよい。

もちろん、個々の機能自体はよく考えられており、いわゆる「痒いところに手が届く」機能群といえる。しかし、それを支えるインストーラの出来のよさもなかなかのものといえるだろう。
(天野 司)


スクリーンショット》 IE便利か計画のインストーラ。機能ごとに使う/使わないが選択できる
スクリーンショット》 「Image Collector」機能を使ったところ。リンク先に画像ファイルが指定されているとき、それらを一覧できる
スクリーンショット》 機能はコンテキストメニューから呼び出す。画面は、フォームの送信内容をチェックする「Privacy Checker」を呼び出しているところ
スクリーンショット》 「Privacy Checker」の出力結果。送信先と送信内容が表示される


【作 者】 387 さん
【作者のホームページ】 http://www.hf.rim.or.jp/~iam387/script/
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

最近のブラウザはどんどん機能アップして便利になってきていますが、それでもまだ「もう少しすばやく情報を入手できないか」「毎回この操作を繰り返して情報を入手しているけれど、もう少し手間を省けないか」等、何かと「不便だ」と感じる場面が多々あります。ブラウザを乗り換えるのもひとつの方法ですが、より多くの「不便だ」を解消するブラウザを探さなくてはなりません。それよりも、現在使っているブラウザに「不便だ」を解消する機能や「これは便利だ」といえるような機能が追加されれば、使い慣れたブラウザをそのまま使い続ける事ができますね。

幸い、Internet Explorerはレジストリを編集することで、コンテキストメニュー(右クリックで表示されるメニュー)に項目を追加し、外部のコンテンツ(Java Scriptなどで記述されたプログラム)を呼び出せるように設計されています。これを利用すれば、自分がほしいと思っている機能を備えているブラウザを探さなくてすむし、自分のほしいと思った機能だけを追加できるので、容易にかつ無駄なくインターネット利用が快適になると思い立ったのがきっかけでした。

■開発中に苦労した点

ご利用者様のハードウェア環境、特にディスプレイの解像度がまちまちですので、狭い画面でもできるだけ見づらくならないように表示上のレイアウトを決めるのが大変でした。

■バージョンアップについて

このソフトは、各機能を実現するプログラム群と各機能を利用できるようにレジストリを編集するセットアッププログラムの2種類で構成されています。そのうち、各機能を実現するプログラム群は私が契約しているプロバイダ様の私のホームページスペース上に置いてあり、各機能を呼び出すとサーバからロード後に起動されるので、ホームページの閲覧と同様の理屈で常に最新バージョンがご利用になれます。なお、セットアッププログラムは基本的に、新しい機能が追加されるときだけバージョンアップされます。

■ユーザにお勧めする使い方

私が特にお勧めする「Image Collector」という機能は一度に複数の画像を表示しますので、回線状況や相手サーバの負荷状況によっては表示にかなりの時間がかかることがあります。そういうときのために、一度に表示する画像の枚数を2枚〜全画像数の範囲で選べるようになっていますので、状況に応じて設定していただければ幸いです。
(387)
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上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。

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