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	ベクターソフトニュース - 2000.09.06

	初級英単語システム"ワーズ"　Ver.1.0 3Dキャラの冒険物語で楽しく学べる英単語学習ソフト ■Windows 95/NT　■シェアウェア

	■ストーリーには個性的な住民が続々登場する。望遠鏡型ロボットのテレスコープ（Telescope） 3Dキャラによる冒険ストーリーと英単語学習とを巧みにミックスさせた学習ソフト。ストーリー中に英単語を連想させるキャラを登場させることで、ユーザが自然と「英単語に慣れ親しむ」ことができるよう工夫されている。ストーリーによる学習のほかに、オリジナル問題も作成可能な英単語帳が付属する。美しい画面、楽しく奇想天外なキャラで誰でも楽しみながら学べるのが特徴だ。 夏休みに家族で海水浴に来ていた中村兄弟。遊んでいるうちに偶然たどり着いたワーズ島の住民は皆、奇妙な容姿で、外見から連想される英単語の名前がついている。例えば、好物があばら骨のガイコツの名前はリブ（Rib）。爆弾に手足が生えたような容姿のキャラはデンジャラス（Dangerous）……といったように。 画面にはストーリーに沿って次々に3Dキャラが登場。それぞれのキャラの画面には名前、スペル、意味が表示される。リブであれば、Ribというスペルとともにその意味（あばら）が表示され、そして彼（？）自身のコメントも記される。中村兄弟の冒険ストーリーを追いながら、約50人のユニークな住民と出会うことで英単語に親しもうというソフトがワーズなのだ。 ワーズ島にはそのほかにもさまざまな住民がいる。ひとつの胴体に二つの顔を持ついつも仲よしのメイト（Mate）は、中村兄弟（ケンとコウジ）に一緒に歌おうと誘いかける。また、太陽のようなブライト（Bright）はいつもニコニコしていて、島で最も明るい住民だ。冒険を進めてゆくうちに兄弟は、発明家ドクターと出会う。そして、彼の珍発明品であるレトロなハイテク機器ビーグル（Vehicle）に試乗することに……。スーパージェットエンジン搭載のビーグルに乗りこんだ兄弟が目にするものは？ 冒険ストーリーを追った英単語学習のほかにも、手軽に使える英単語帳機能「英単語2000」が付属する。日本語を表示し、対応する英単語を答えてゆくという形式の問題が、初級（300語以上）、中級（400語以上）の2本含まれており、すぐに英単語学習をはじめることができる。問題は、日本語/英語を半角ピリオド「.」区切りのテキストファイルで用意すればよいので、メモ帳などのテキストエディタを使ってオリジナル単語集も簡単に作成できる。出題は、リスト順のほか、ランダムに行うことも可能だ。 ●

	単なる英単語帳じゃイヤだ！　という人にはお勧めの英語学習システム。冒険では、丁寧に描き込まれた3Dキャラの容姿と連動して、楽しみながら自然に単語が覚えられる仕組みだ。この冒険仕掛けのシステムは、気負わずに英単語学習をはじめるにはちょうどいい。住民みんなと顔を合わせるだけで、約50語の英単語が覚えられたらそれだけでもモウケモノ。キャラたちはいずれもなかなかのアジを出しており、英単語が必要になったときに、この個性的な面々が目に浮かんできそうなほどだ。 敢えて難点をひとつ。英単語2000用にあらかじめ用意された問題の「発音」部分に、いくつか間違いと思われる単語が含まれていた。カタカナのため正確な表記は難しいかもしれないが、想定されるユーザ層が幅広いことを考えると、改善を望みたいところだ。 （フェムス・安藤 しょうこ） 【追加情報】 上記の「間違いと思われる発音」については、近日中に公開される次バージョンで修正予定とのこと　（00.09.06） 《スクリーンショット》　ソフトは四つのセクションにわかれている。タブ切り替えのほか、画面下部のボタンからも操作できる 《スクリーンショット》　好奇心旺盛でたくましい主人公の中村兄弟。冒険は「物語」を読んでから 《スクリーンショット》　英単語帳「英単語2000」の画面。学習したいファイルを選択し表示ボタンを押すだけ。ランダム表示もできる 《スクリーンショット》　島のマップ。ワーズ島という名前は、英語のWORDS（言葉）に由来する 【作　者】 ヨシダ　さん 【作者のホームページ】 http://www.kt.rim.or.jp/~yoshi-1/w/index.html 【動作に必要なソフト】 TABCTL32.OCX（配布アーカイブに同梱）

	■ソフトを開発しようと思った動機、背景 さて、「ワーズ」とは英語のWords（言葉）の意味を持っています。ワーズでは英単語をそのままワーズ島のキャラクタ（住民）に結びつけ、非常に英単語を覚えやすいよう工夫をしています。特に、子供の漫画などのキャラの名前を覚える能力には目を見張るものがあります。そんなすばらしい能力を無駄にしてはいけないと思い、このようなものを思いつきました。 ■開発中に苦労した点 単語キャラは最終的に1,000人作る予定です。やはりせっかく作るものですから、見る人に印象の残る、インパクトのあるものにし、それによって単語を覚えやすくしてもらおうという思いがありますので、キャラ作りは苦労します。でも、それで苦手な英語学習に意欲を燃やすきっかけになってくれれば大満足です。 ■ユーザにお勧めする使い方 アイコンのどくろマークをパソコンのデスクトップ上に目立つように貼り付けて、起動ごとに現われる独特なインタフェース、サウンドに満足してもらいたいです。夢の扉を開ける瞬間を味わってもらいたい。また、主人公の中村兄弟の繰り広げるストーリーにも期待してほしいです。中村兄弟は忘れられてしまった、大切な何かをきっと見つけてきてくれることと思います。 ■今後のバージョンアップ予定 ソフトとしてのバージョンアップは、今はまだ検討中です。でも、何らかの形でストーリーを完結していきたいとは思っています。あとは海外向けバージョンなんかもやりたいなと思っています。 （ヨシダ）
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