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ベクターソフトニュース - 2000.08.05
麻雀覇王Lite(雀荘バトル) 麻雀覇王Lite(雀荘バトル) Ver.1.0
雀荘という「場」の違いを見事に再現した本格麻雀ゲーム
Windows 2000/98/95/NT 製品:試用可
「麻雀覇王Lite(雀荘バトル)」の動作画面
■見やすく、操作がしやすいプレイ画面

12人のコンピュータ雀士を相手に、ルールの異なる10の雀荘を勝ち抜くのが目的の麻雀ゲーム。対戦相手のコンピュータ雀士はレベルおよび性格設定がなされているものの、ルールが異なれば打ち筋も変えてくる柔軟性があり、なかなか手強い。一切のイカサマを排しており、快適にプレイできる。

麻雀覇王Lite(雀荘バトル)は、シンプルな見やすい画面、マウスのみで楽しめる高い操作性、そしてリアルなプレイ感が特徴の麻雀ゲーム。プレイヤーは、初級・中級・上級各4人ずつ、計12人用意されたコンピュータ雀士と対局し、所定の戦績を収めることで雀荘をクリアできる。最終的に10の雀荘すべてのクリアを目指す。ゲームシステムの概要は、
  • プレイヤーを含めた雀士は、所持金を持ってゲームをスタート
  • 各雀荘内でのゲームは初級卓(第1ラウンド)、上級卓(第2ラウンド)の2ラウンド制
  • 初級卓・上級卓は、雀士の持つレベルやゲームの流れによって登場人物が異なるが、初級卓では6人の対戦相手中、4人を破産させるとクリア。上級卓では、卓の成立しない人数(2人以下)までになるようコンピュータ雀士を破産に追い込めばクリアとなる
というもので、プレイヤーは勝負を重ねて、すべての雀荘をクリアすればよい。ただし、対局後にはきっちりと場代も請求されるので、場代分も計算に入れて勝負を進めていかねばならない。

この“雀荘バトル”の最大のポイントは、「赤5筒2枚入り」「東風戦、割れ目あり、初期ドラ2枚」「ゾロ目が出れば4倍の大割れ目ルール」……など、各雀荘がまったく異なるルールを採用している点。すべての雀荘をクリアするには、各雀荘のルールにマッチした柔軟な打ち方がプレイヤーに要求されるというわけだ。10の雀荘すべてをクリアすると、ボーナスのスペシャル雀荘でプレイできる。

操作はマウスのみで行うことができ、ポン、チー、リーチ、ロンなどが可能な局面では自動的にポーズを入れたり、リーチが可能な際には捨て牌の選択肢を「捨てることができる牌」だけに限定してくれるなど、麻雀初心者でも楽しめる設計になっている。和了時には役名や点数、さらに詳細な各面子の符数や副底なども表示されるため、麻雀の学習用途としても使える。

また、全員の牌の流れを記録し、対局を再生できる牌譜鑑賞機能があり、「どこで・誰が・何を切って・どうなったか、という状況を把握できる。対戦ごとのトップ率、ラス率、リーチ率、放銃率などの数値によって、自分のクセとともに対戦相手の打ち筋も確認できる。

なお、雀荘バトルモードのほかに、オリジナルのルールを設定し、対戦相手を選べるフリー対局モードもある。

reviewer's EYE クイタンやヤキトリのあり/なしなど、雀荘ごとに細かく設定されたルールによって、見事にそれぞれの「場」を表現している。焦れば焦るほどハメられるのも現実の麻雀と同じ。ただ、こちらはあくまでもゲーム。多少ズルいが、自分が破産しそうになったら記録を初期化し、もう一度ゼロから対局開始することもできる。プライドが許さないのであれば、どんなにヘコんでもそのまま継続すればいい。やがて破産すれば、その雀荘では初期状態から開始になる。
(藤田 洋史)


スクリーンショット》 和了時には符、ハン、点などが表示されるので、学習用としても使える
スクリーンショット》 雀荘の選択画面。各雀荘ごとのルールと現在のポイントランキングが表示される
スクリーンショット》 まず、4人の破産者を作れば、第一ラウンドがクリアとなる
スクリーンショット》 オリジナルルールでフリー対局する場合、対戦メンツを選択できる。既存の雀荘ルールを適用してもよい
スクリーンショット》 牌譜鑑賞モードの画面。なお、背景色、牌の背色は各2色から選択できる


【作 者】 (株)毎日コミュニケーションズ
【作者のホームページ】 http://www.pc.mycom.co.jp/soft/
【動作に必要なソフト】麻雀覇王Liteシリーズ画像・音声ファイル
【レジ作品番号】 SR018453
【補 足】 試用期間中はプレイできる半荘数などに制限がある
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

麻雀ソフトを初めてプロデュースしたのは、1996年に発売された「麻雀青天井」です。以後、'98年8月にセガサターン版「海辺でリーチ!」を手がけたのですが、思考的には満足のいくものではありませんでした。他社の製品を含め、当時のソフトには次のような欠点が見受けられたのです。

  • 欠点1=イカサマをしている
    麻雀は囲碁や将棋のように完全情報型の対戦ゲームではありません。したがって、コンピュータ麻雀はその気になれば目に見えないところで自由自在にイカサマを使うことができます。ツモ牌によるイカサマはしていないとしても、こちらの手牌を覗いてしまえば圧倒的優位に立てます。具体的にはこちらがリーチをかけると、すかさず別のコンピュータに振りこんでしまうケースが目立ちました。

  • 欠点2=トップを狙わない
    従来のコンピュータ麻雀は一局を上がりにいくことには長けているのですが、半荘を通してトップを取りに行くという思想が感じられません。熾烈なトップ争いをしているとき、3着のものにノミ手で上がられてしまうと興がさめてしまいます。

    こうした欠点をなくした麻雀ソフトを作ろうと考えてプロジェクトを組んだのが「麻雀覇王」なのです。まだ理想とする思考エンジンにはほど遠いのですが、筋引っ掛けや形式テンパイといった人間くさい打ち筋を組み込むことができたのは一応の成功だったと思います。

    ■開発中に苦労した点

    私が直接プログラムを組んだわけではないのですが、機能とルールを複雑にしたため、随分とプログラマの負担を増やしてしまったと考えています。具体的には赤牌、白ポッチ、割れ目、焼き鳥、青天井といった特殊ルールの導入です。しかし、苦労したおかげで他のソフトとの差別化が図れました。ゲームでしか味わえないようなルールがこのソフトの醍醐味となっています。

    ■ユーザにお勧めする使い方

    ぜひとも「麻雀覇王Lite 2.大会バトル」に収録されている覇王戦ルールを覚えて実戦で試してください。割れ目、大割れ目、焼き鳥、焼き鳥返し、赤牌3枚入りの東風戦は緊迫した戦いが続きます。
    (麻雀覇王プロデューサー・小川 明久)
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