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ベクターソフトニュース - 2000.07.22
Swish JP Swish JP Ver.1.01
簡単な操作でFlash互換のテキストアニメを作成できるソフト
Windows 2000/98/95/NT シェアウェア
「Swish JP」の動作画面
■編集時には、文字をドラッグして位置調整なども行えるプレビューウィンドウ(上)

簡単な操作で、Macromedia Flash 互換のテキストアニメーションを作成できるソフト。Flashのファイル形式であるSWFを出力することも可能なので、そのままWebページ用のアニメーションとして利用できる。イベントやアクションもサポートする。

Swishは、文字が上からが降ってきたり、波打ったり、といった複雑な動きを持つテキストアニメーションを手軽に作れるソフト。簡単な操作で誰にでも見栄えのするアニメーションが作成できるのが特徴だ。シンプルなムービーであれば、テキストを設定し、用意された効果の中から使用したいものを選択するだけで作成できる。「ムービー」は複数の「シーン」から、またシーンは複数の「フレーム」にまたがった「テキスト」から構成されるが、シーンやテキストを複数作成し、それぞれに対して効果や再生時間・再生順などを細かく設定することで、複雑な動きを持つムービーを作成することが可能だ。

用意された効果は、フェイド・イン、フェイド・アウト、スライド・イン、スライド・アウト、爆発、ウェーブ、拡大・縮小、押しつぶす、タイプライターなど全部で十数種類あり、フェードやスライドの方向も指定できる。

イベントやアクションを設定することも可能で、再生中に、あるフレームに来た時点や、オブジェクト上でマウスボタンをクリックするなどのアクションによって、指定のURLにジャンプさせるといったムービーも簡単に作成できる。

プレビューウィンドウを持ち、編集途中のムービーもその場で確認できるほか、編集時にはプレビューウィンドウのテキストを直接ドラッグすることで表示位置の変更も行える。シーン/テキストをツリービュー表示するメイン画面でのわかりやすい操作とあわせて、はじめてでも直観的に操作することが可能だ。

対応するファイル形式は独自のSWI形式に加え、Flashのファイル形式であるSWFを出力することが可能。SWFの出力に際しては、HTMLを同時に出力することができるほか、透明/不透明、画質の設定なども行える。

サンプルのムービーファイルが同梱されており、このファイルの構造とプレビュー結果を見れば、Swish JPの大まかな仕組みは理解できるだろう。

reviewer's EYE 複雑な動きをする高度なテキストアニメーションが、実に簡単に作成できる、操作性に優れたソフトだ。ヘルプにはチュートリアルも用意されており、初心者でもとまどうことなくアニメーションを作成することができるだろう。

完成したアニメーションを表示させるためのHTMLコードを自動生成する機能があるのもうれしい。これを利用すれば、誰でも簡単に完成したアニメーションを自分のホームページに貼り付けることができる。また、このソフトで作成したデータは、Flashでそのまま読み込むこともできるそうなので、Flashでムービーを作成している人にも便利なのではないだろうか?

将来的には、テキストだけでなくビットマップやベクターイメージ、サウンドなどもサポートする予定とのことなので、その日が来るのが非常に待ち遠しいソフトでもある。
(秋山 俊)


スクリーンショット》 テキストに対するさまざまな効果設定は「タイムライン」タブ画面で行う
スクリーンショット》 それぞれの効果に、拡大・縮小、回転などを組み合わせて複雑な効果を付けることができる
スクリーンショット》 イベント/アクションの設定も可能。マウスの操作を感知したインタラクティブな動作も設定できる
スクリーンショット》 内蔵のプレビューウィンドウでSWIファイルをプレビューできるほか、SWF形式への出力も行える


【作 者】 David Michie さん、Josui Katayama さん(JP版)
【作者のホームページ】 http://swishzone.com/jp/
【補 足】 試用期間中は、スクランブル処理により、出力されるSWFムービーのテキストが設定通りに表示されない
ソフト作者からひとこと
オリジナルの作者は、オーストラリア在住のDavid Michieです。彼はもともと米・Macromediaで上級プログラマでした。Flashの開発には従事していませんでしたが、Flash技術への関心は持ち続けており、転職後、有名な 1 Cool Button Tool をシェアウェアとして完成しました。これはJavaボタンアプレットですが、非常に柔軟な設計で、Flashで作ったコントロールパネルのようなものが簡単に作れる優れものです。この当時、まだMacromedia社はFlashフォーマットを公開していませんでした。

Davidは、非公開のFlashフォーマットを自分の力で分析し、Open SWF を立ち上げて、インターネット上で公開しました。結果、たった一人で、Macromedia以外でFlashファイルをサポートするソフトを公開するまでにこぎ着けました。これがSwishです。

Adobe社LiveMotion 等と違い、Swishは決して、オリジナルのFlashの代替えになるツールとして設計されていません。実際、Davidの初期の構想では、Flashを置き換えるようなソフトを考えていましたが、昨年末になって、計画を急遽変更し、テキストアニメーションに特化したツールとして、ソフトウェアをデザインし直しました。

この計画の変更はある意味成功し、Flashコミュニティのみならず、Macromedia側からも好意的に受け止められ、今秋公開予定のFlash 5のCDには、Swishが含まれることが、ほぼ決定しています。

現在のSwish 1.01はテキストのみを取り扱いますが、8月公開予定のVer.1.5ではMP3とWAV形式のサウンドを取り扱うことができるようになります。今年末か、来春のバージョンでは、さらにベクター・クリップ・アートもサポートします。

ターゲットのユーザーには2種類あります。既存のFlashユーザと、初心者のWebマスターです。前者は、Swishで作ったムービーをFlashで読み込んで、全体のムービーを構成する助けにするでしょうし、後者にとっては、Gifアニメよりも簡単にできるアニメーションツールとして魅力的でしょう。

Davidと私(片山)は、Anfy がらみで親交があり、今回、こうしてSwishの日本語化とセールスを担当することになりました。AnfyにしろSWiSHにしろ、決してどこからともなく探してきたソフトではないのですが、旧友との親交を保った結果、こうして比類のない二つのソフトに関わることができて、非常に光栄です。

Swishは、グラフィックスに関心のあるWebマスターなら、きっとみんな気に入ってくれると思います。ぜひ、お試しください。そして、お知り合いにも教えてあげてください!
(Josui Katayama)
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上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。

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