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ベクターソフトニュース - 2000.07.19
電脳福袋 電脳福袋 Ver.1.7
日常生活に便利な機能をパックした多目的計算ソフト
Windows 98/95/NT シェアウェア
「電脳福袋」の動作画面
■ランチャ式のメイン画面。ボタンクリックで10種類の機能が呼び出せる

日常生活の上で「あったらいいな」と思えるさまざまな計算機能をまとめた、便利な多目的計算ソフト。日付や時間の計算、利息計算やローン返済計画のシミュレート、各種単位や通貨の換算といった一般的な電卓では面倒な計算も、値を入力するだけで簡単に行うことができる。

電脳福袋は、自前の9種類の計算機能に加え、Windowsの標準アクセサリである「電卓」を起動する機能を持ち、メインウィンドウのボタンクリックで各機能のウィンドウを呼び出せる。電脳福袋が提供する計算機能は以下の通りだ。

●日付と時間の計算
入力したふたつの日付間の日数や年数の計算、指定日付から何日前(または何日後)の日付の計算、時間の計算(時間と時間の加減算、時間と整数の乗除算)の3種類の計算ができる。日数計算では西暦/和暦(明治から平成までの元号)が使用できるほか、両日付の干支と旧暦月も表示する。

●世界で使える世界時計
東京をはじめとする世界の主要12都市に、リストから任意に選択できる2都市を加えた計14都市の現地時間を同時にデジタル表示する。サマータイム制施行都市に対しては、サマータイム表示させることもできる。

●和暦・洋暦・バイオリズム
和暦・洋暦とバイオリズムを切り替え表示させられる月間カレンダー。和暦では24節気や日本の祝日、洋暦では英米豪など主要国の祝日を表示。バイオリズムでは身体/感情/知性の各グラフを表示するほか、要注意の時期を教えてくれる。また、生年月日から現在までの経過日数もわかる。

●単位変換
長さ、重さ、面積、容積、速度、温度、利率の7項目について、設定された単位間での単位変換を行う。単位にはメートル法、ヤード/ポンド法のほか、日本古来の尺貫法(尺/間/坪/反など)も含まれている。温度では摂氏/華氏/絶対温度、利率では年率/日歩の変換が可能。変換元と変換先の単位をワンタッチで入れ替えるボタンも備える。

●数の組合せ検査
いくつかの数値データを合計したときに、目的の値となる数の組み合わせを表示する。例えば、1/2/3/4/5の五つの数字から合計が10という結果を得られる組み合わせは、1+2+3+4、2+3+5、1+4+5の3通りあるといったことがわかる。

●ローン返済計画
借入金額と返済年数、年率を入力すると毎月の返済額や元利、利息の合計などを表示する。月払いとボーナス払いは別々に計算できる。消費税計算機能があり、課税前借入額に消費税を加えた金額を計算し、ボタンひとつで月払いやボーナス払いの借入金額欄に転記できる。

●通貨交換と金種計算
世界90ヵ国以上の通貨を、設定された為替レートで相互に交換した場合の金額を計算する。欧州各国通貨からユーロへの交換については専用の領域があり、そちらで行える。連携動作する金種計算機能もあり、交換したい額から必要な紙幣/硬貨の枚数を求めたり、逆に金種を入力して合計額を計算し、交換額を表示することもできる(現バージョンでは1999年11月時点のレートが設定されているが、必要に応じてユーザが変更することが可能)。

●利息と税金の計算
利息計算のほかに、預金利息から差し引かれる源泉所得税、消費税の計算が可能。所得税および住民税の簡易計算機能もある。

●エコロジー電卓
電気/ガス/水道/灯油などのエネルギー消費量から二酸化炭素の排出量を計算する。エネルギー消費量からのほか、アルミ缶/ペットボトル/ガラスビンなどからの換算もできる。

ローン返済計画や通貨交換での金種計算結果、エコロジー電卓での計算結果は、テキストファイルとして保存することが可能だ。

reviewer's EYE 普段それほど使うわけではないが、いざというときにあればとても便利、そんな機能がいくつも揃っているのがうれしい。ローンでの買い物が多い人にとって返済額を簡単にシミュレートできるのはありがたいし、単位変換や通貨交換は海外旅行の準備や旅行中の現場でも役立ってくれるだろう。

単位を選んだり値を入力したりするだけで、すぐに答えがわかるため、使い方で迷うことはないし、アクセサリの電卓を呼び出して、互いに補って使えるという点もよい。筆者のように計算が苦手な人間にとっては、とてもありがたいツールだ。
(福住 護)


スクリーンショット》 日付と時間の計算。ふたつの日付を入力して「実行」をクリックすると日数が計算される。そのほか何日後は何月何日にあたるかの表示や時間の計算もできる
スクリーンショット》 単位変換。単位を選び値を入力すると、すぐに換算値を表示する。変換元/変換先をクリックひとつで切り替え可能
スクリーンショット》 通貨交換と金種計算。各国通貨の交換機能では金種計算との連携もできる
スクリーンショット》 利息と税金の計算。ややこしい利息や所得税、住民税などもスピード計算できる


【作 者】 原 勝典 さん
【作者のホームページ】 http://hp.vector.co.jp/authors/VA010482/
【レジ作品番号】 SR01865
【補 足】 試用期間は2週間
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

電卓に代表される小物のツールやユーティリティが好きで、いろいろなものを収集していました。これらのソフトは作者が違うのだから当然ですが、ウィンドウのサイズ、デザイン、操作性にまったく統一性がありません。使っているうちに、「ここはこうすればいいのになあ」と思うことが多くなり、ソフトの数が増えてくると管理も面倒になってきました。そこで、1台でいろいろな計算ができる「これひとつあればOK」というような万能電卓ソフトを作ろうと思ったわけです。

実際に設計を試みたところ、キーの数がやたら多く、操作が複雑で使いにくい電卓になるとわかりました。そこで「万能電卓」の構想は中止しました。次に考えたのが、機能別の電卓パネルをいくつか作っておいて、それらのパネルをタブで切り替える方法です。この方法はよく使われるオーソドックスな方法なのですが、複数のパネルを同時に使うことはできません。それではおもしろくないと思い、結局ランチャ方式に落ち着きました。

■開発中に苦労した点

(デザイン上の苦労)  ヘルプや説明を見なくても使えるように、ユーザインタフェースとしての部品のレイアウトは相当工夫したつもりです。すべての電卓パネルのサイズとLook&Feelをできるだけ統一するという目標があったので何度もやり直しました。また、暦、時間、単位、ローン、通貨、税金などの諸情報の収集には、かなりの時間がかかりました。レイアウトとデザイン、および情報収集に費やした時間は、全開発期間の半分くらいになるかもしれません。

(プログラミング上の苦労)  Visual C++を使っているのですが、MicrosoftのクラスライブラリやAPIには、日付計算や小数計算に関する関数が少なく、基本的な関数をいくつも自作する必要がありました。アルゴリズムで予想外に苦労したのは時間電卓です。時間計算の操作については特に決まった方法があるわけではないので試行錯誤しました。ほかにもいろいろありますが、取り上げるときりがないのでこれだけにしておきます。

■ユーザにお勧めする使い方

複数の電卓パネルを起動しておいて、同時にいろいろな計算をすると楽しいですよ。同じ電卓を二つ以上起動したい場合には、そのボタンを必要な回数だけクリックしてください。 特に目的がなくても、ひまなときにゲームをするような感覚で使ってください。楽しみながら知識が得られたり、数字に強くなったりします。海外旅行にパソコンを持参する方、ぜひ本ソフトをパソコンに入れてください。

■今後のバージョンアップ予定

電卓パネル間の連動機能などをこれから考えたいと思います。新しい機能については当面、「計算」をともなうものに限定する予定です。ご意見、ご要望お待ちしております。

【Follow Up】  Ver.1.7からVer.2.0へのバージョンアップ
次の2点が変更になりました。
「和暦・洋暦・バイオリズム」を「万能和洋暦」に変更:これにより、暦関連機能が大幅にパワーアップしました。
●「日付と時間の計算」で「干支と旧暦月」の表示を「曜日と年の干支」の表示に変更

「万能和洋暦」の主な機能は以下の通りです。日本、アジア、欧米の暦を表示/旧暦と暦注(干支、六曜、節気、雑節)を表示/月齢と月名を表示/年号変換(明治、大正、昭和、平成、西暦)/カウントダウン機能/ジャンプ(日付計算)機能/バイオリズムを表示/任意の周期(ユーザ周期)を表示/個人データ(学歴等)を表示/メモ等の諸設定/その他暦に関する諸情報を表示

くわしくは、作者のホームページ をご覧ください。

(原 勝典)
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