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ベクターソフトニュース - 2000.07.15
エポックメーリング エポックメーリング Ver.3.2
データベースとの組み合わせで、手軽に自動応答システムが構築できるメールソフト
Windows 98/95 シェアウェア
「エポックメーリング」の動作画面
■エポックメーリングの中枢といえる応答フォーマット。コマンドタイプにより処理内容が異なる

メーラとデータベースを合体させることで、さまざまなサービスの提供を可能にした電子メールソフト。指定アドレスへの一斉配信のほか、外部からの照会メールに対する登録データの返信、メールによるデータベースへのデータ登録などが簡単に行える。

エポックメーリングは、フィルタ式とコマンド、応答フォーマットおよび応答データのテーブル、さらにメンバーの情報管理のためのアドレス帳を組み合わせることにより、メールを介したさまざまなサービスの提供を、簡単な方法で実現する。特にサーバを用意する必要がなく、ダイヤルアップ環境でも自動接続・自動運転で運用することが可能だ。

エポックメーリングが提供するサービスは、大きく分けると次の4種類がある。
  • 送信型サービス──登録アドレスに対する一斉送信。登録データの絞り込みにより、送信先を限定することも簡単
  • 照会型サービス──エポックメーリング用のコマンドを含むメールに対し、データベースの内容を照会して、対応するフォーマットの応答メールを自動的に返信する。外出先からの在庫照会のような使い方が可能
  • 配信型サービス──外部からのメール送信でアドレス帳を参照し、指定の登録ユーザのアドレスにメールを配信する。エポックメーリングを介したメーリングリストとして使用できる
  • 更新型サービス──コマンドを含むメールを送信して、データベースのデータ更新を行うことができる。出先からの予約申し込み(受け付け)、在庫数量の更新、現在状況の更新といった使い方が可能
これらのサービスを組み合わせて使用することもできるため、かなり複雑な動作をするシステムを構築することが可能だ。

エポックメーリング宛に送信されたメールに対して、どのような応答をするかを規定しているのがコマンドとフィルタ式で、「#数字#」「$$変数$$」などの形式で記述される。送信されてきたメールのコマンドにより、応答フォーマット/応答データのデータテーブルを参照し、送信者の要求する内容のメールを返信したり、データテーブルにレコードを書き込むというのがエポックメーリングの大まかな動作だが、加えて、メンバーに対して応答レベルを設定し、アクセス権の有無や応答内容の区別を図ることなども可能だ。アドレス帳を含めたデータは、CSV形式によってExcelやAccessなどの他アプリケーションへのエクスポート/インポートも行える。コマンドを持たない通常のメールを無視することも可能で、エポックメーリングと他のメーラとの併用にも難しい設定は必要ない。

エポックメーリング同士でのメール送受信ではメールを暗号することができ、復号も自動的に行われる。

reviewer's EYE 企業内LANや常時接続環境において、データ照会・更新システムとして簡単に使用できる点はポイントが高い(もちろんダイヤルアップ環境でも使用することは可能)。誰が・どこで・何をしているのか、といったホワイトボード的な使い方も考慮されている。リアルタイムで更新されるデータを蓄積してゆき、あとでExcelやAccessを使って処理するということも簡単だ。

応答フォーマット/応答データ/アドレス帳のデータベースはユーザ側で自由に設定できるため、さまざまな用途に応用がききそうだ。
(藤田 洋史)


スクリーンショット》 アドレス帳の入力フォーム画面。応答レベルを設定して、ユーザのレベル別に応答内容を変えられる
スクリーンショット》 受信メールテーブル画面。右画面末尾に見える「##03##」というのがコマンドの例
スクリーンショット》 接続設定画面。ダイヤルアップ環境での自動運転も可能。エポックメーリングのコマンドメール以外を無視することもできる
スクリーンショット》 定義データもCSVで記述されているので、構造が把握できればテキストエディタで簡単に編集できる


【作 者】 ローゼンコンピューター さん
【作者のホームページ】 http://www.rozen.ne.jp/epm/
【補 足】 試用期間は30日間
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

テレビのコマーシャルで携帯電話を使って会社の在庫確認をしているところを見たのがキッカケです。コマーシャルのようなことを実現しようと思っても、Webでする場合、初期費用とランニングコストが莫大にかかり、個人や中小企業では不可能なので、費用をかけずに同じ事を実現しようと思って「エポックメーリング」を開発しました。

■開発中に苦労した点

最初は小企業の在庫や商品を携帯電話やメールで照会できればいいなと思っていたのですが、いろいろとほかにも要望が出てきました。掲示板、お弁当の集計、予約、占い等(情報提供サイト)の運営、スーパーのタイムサービス、レストランの割引情報、ビデオやCD等の新着情報、学校や塾の講座案内、CDや本、美容院、医院などの予約受付、日報、作業実績、Bccによるすばやい同報送信等、要望が非常に増えてきたので、それならいっそのこと「ユーザ自身がデータベースを設計できるような仕様」にして、いろいろな要望を満たして、なおかつ同時に複数のサービスを提供できるようにするという部分に悪戦苦闘しておりました。そうこうしているときに北海道の有珠山が噴火して、このソフトは災害発生時の安否確認や搬送病院の照会、その他危機管理等の目的でも使えるなと思い、まあ死ぬまでに一度くらいは世の中の役に立つソフトが作れるかなと頑張りました。

■ユーザにお勧めする使い方

たぶんローカルな限定された地域で使用するのが最も適していると思います。お手軽に始めたり、やめたりできるので、逆に「こんな使い方ができる」と教えていただければ、私のホームページ 上で紹介していきたいと考えています。

■今後のバージョンアップ予定

Ver.3.1ではドコモのi-modeメールに正常に送信できないというバグが発生しておりましたが、Ver.3.2では、これに対応しました(なお、このバグは通常のメーラとの通信でご使用になる場合は、何の支障もございません)。
(ローゼンコンピューター)
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