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ベクターソフトニュース - 2000.07.05
New YS-DrawKid/J New YS-DrawKid/J Ver.4.02c
豊富な機能と高い操作性をあわせ持つドローソフト
Windows 2000/98/95/NT シェアウェア
「New YS-DrawKid/J」の動作画面
■メイン画面。非常に豊富な描画機能を装備する。しかも動作は軽快

豊富な描画機能と高い操作性が特徴のドローソフト。関数式からグラフを描画する機能など、ユニークな機能を備える。

New YS-DrawKid/Jは、四角形や円、直線などの基本図形を組み合わせて画像を作成できる、軽快な動作のドローソフト。描画機能は非常に豊富で、直線、曲線(ベジェ)、矩形、円、弓形、フリーハンドなどのツール、さらにテキスト入力など、ドローソフトに必要とされる機能はもちろん、さまざまな便利な機能を装備する。例えば、直線の始点/終点に付加できる矢先は、あらかじめ用意された約20種類の中から選択できるほか、好みのオブジェクトを設定してカスタマイズできる。また、New YS-DrawKid/Jはレイヤをサポートするが、同一レイヤ上にある既存のオブジェクトに接触するような描画を行う場合、自動的にそれらの図形の端点や頂点から描画を開始するモードが用意されている。このモードで描画を行えば、「図形同士をぴったり合わせて描画したつもりでも、拡大表示すると実は微妙にずれていた」といった現象を避けられる。もちろんガイドやグリッドへの吸着などもサポートする。

ユニークな機能としては、関数の式を指定して、その関数のグラフをプロットできる「関数シミュレート」機能がある。この機能は、例えば学校教材を作成したり、基本図形ではなかなか表現しづらいような複雑な図形を描画するのに効果的で、「y=x^2」や「y=sin(x)」といった関数のグラフをそのまま曲線として画面上にプロットすることが可能だ。グラフは2次元および3次元のグラフを利用することができ、関数の表現を工夫すれば、うずまきやリサージュ図形といった普通では描画が難しい図形も簡単に描画できるようになる。

塗りつぶしは単色ベタ塗りのほか、水平縞や垂直縞といった決められたパターンによる「ハッチング」、矩形および円形放射の指定も可能なグラデーション、ビットマップバターンによる塗りつぶしなど、多彩な種類があり、表現力豊かな描画を行うことができる。塗りつぶす範囲は描画される図形ごとであり、ペイントソフトのように塗りつぶす領域が完全に閉じていなくてもかまわない。

そのほか、BMPやSusie Plug-inのサポートする画像の貼り付けや、他のアプリケーションからのOLEオブジェクトの貼り付け、メニューや各種機能のカスタマイズ……など、数多くの高度な機能を装備する。作成した文書は独自のYSD形式で保存できるほか、BMP、WMF/EMF、JPEGなどにエクスポートすることが可能だ。

reviewer's EYE 描画ソフトにはペイント系とドロー系がある。オンラインソフトではどちらかといえばドロー系は少数派だが、このNew YS-DrawKid/Jには驚かされた。とにかくその機能の多さといったら、下手な市販のドローツールをはるかに凌ぐのである。実際、このソフトを使って描画できない図形は、他の多くのソフトでも描画はかなり難しいであろうし、同じ図形を描画する際でも、New YS-DrawKid/Jの方が、より簡単かつ正確に描画できることが多いのではないだろうか。

これだけの機能を持ちながら、動作は決して重くないところも驚きだ。マウスのローラをクリックすることでスクロールできる機能など、操作性にもかなり配慮がなされている。ペイント系に比べてとっつきにくいドローソフトではあるが、このソフトはかなりお勧めできる。ぜひとも試してみてもらいたい。
(天野 司)


スクリーンショット》 ビットマップの貼り付けもできる。Susie Plug-inを利用すれば、より多くの形式を利用することが可能だ
スクリーンショット》 関数を定義して、そのグラフを作成できる
スクリーンショット》 関数を工夫すれば、うずまき図形やリサージュ図形なども簡単に描画できる
スクリーンショット》 塗りつぶしは、グラデーションやパターン塗りつぶしが可能


【作 者】 HIRO さん
【作者のホームページ】 http://hp.vector.co.jp/authors/VA002474/
【レジ作品番号】 SR017686
【補 足】 試用期間は2週間
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

旧16ビット最終版から現在までかなりの時間が経過してしまいましたが、その間も32ビット後継版を出さなくてならないという義務感と既存ユーザの皆様方の新バージョンへの期待が、何度も中断を余儀なくされながらも、コツコツと開発を継続させる原動力となり、新たなソフトウェアとして完成にいたりました。

快適な操作性を目指し、統一的かつ直感的な操作を実現できるようにユーザインタフェースを設計しました。また、オンラインソフトならではの動作の軽快さも特徴にしております。

■開発中に苦労した点

3年前に購入した(いまとなっては)低速なコンピュータで開発しているので、コンパイルやリンクにとっても時間がかかってしまうことでしょうか。

■ユーザにお勧めする使い方

本ソフトウェアはドローツールですが、会社業務のドキュメントや、大学研究室のレポート作成、中学・高校等での文書・資料作成等にご利用されている方が多いように思われます。そのほか、はがきや名刺のデザイン、宛名ラベルやビデオインデックス等の差込印刷にも利用できます。

■今後のバージョンアップ予定

ベクトル画が基本ですが、Webコンテンツの画像作成に利用される方もいらっしゃるようなので、ラスタ画像で出力する場合のアンチエリアシング処理や、いくつかの特殊効果、そのほかユーザの皆様からのご要望等を参考に、バージョンアップしていきたいと思います。
(HIRO)
go! download
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